全米映画ランキング : 2005年5月6日~2005年5月8日

全米映画ランキング:2005年5月10日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2005年5月6日~2005年5月8日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Kingdom of Heaven
「キングダム・オブ・ヘブン」

Fox
(フォックス)

3,216 1 19,635,996 19,635,996
2

House of Wax
「蝋人形の館」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース)

3,111 1 12,077,236 12,077,236
3 1

The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
「銀河ヒッチハイク・ガイド」

Touchstone
(ブエナビスタ)

3,133 2 9,792,648 35,782,098
4

Crash
「クラッシュ」

Lions Gate Films
(ムービーアイ)

1,864 1 9,107,071 9,107,071
5 2

The Interpreter
「ザ・インタープリター」

Universal
(UIP)

2,814 3 7,822,950 54,403,865
6 3

XXX: State of the Union

Revolution

3,480 2 5,520,628 20,902,584
7 5

Sahara
「サハラ/死の砂漠を脱出せよ」

Paramount
(ギャガ・ヒューマックス)

2,516 5 3,427,881 61,664,541
8 4

The Amityville Horror

MGM

2,478 4 3,347,651 60,308,453
9 6

A Lot Like Love

Touchstone

2,153 3 3,156,096 18,912,009
10 8

Fever Pitch
「フィーバー・ピッチ」

Fox
(フォックス)

1,541 5 2,227,184 39,248,456

「キングダム・オブ・ヘブン」初登場首位も苦しいスタート

サマーシーズンの開幕を告げる5月最初の週末、今年はエピック大作「キングダム・オブ・ヘブン」が首位となった。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのオーランド・ブルームを主演に配し、共演にリーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズ、監督にはリドリー・スコットと、フォックスとしては気合十分の大作だったが、オープニング3日間の興収は2000万ドルを割るという厳しいスタートとなった。製作費が1億5000万ドルにも上るという「キングダム~」は、北米地域だけでの回収はかなり厳しいとみられる。また、先週末はボックスオフィス全体としても、ハリウッドメジャーが5月の頭にアクション大作を封切るようになって以来最低の成績だという。2位はパリス・ヒルトンと「24」のエリシャ・カスバート主演による53年のホラー作品「肉の蝋人形」のリメイク「蝋人形の館」。「テキサス・チェーンソー」「ドーン・オブ・ザ・デッド」「悪魔の棲む家」に続く最近流行のクラシック・ホラーのリメイクだが、それら3作のような2000万ドル級のヒットにはならず。そして4位に入ったのはオスカー受賞作「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本家ポール・ハギスの初監督作品「クラッシュ」。サンドラ・ブロック、ブレンダン・フレイザー、ライアン・フィリップ、マット・ディロン、ドン・チードルなどのアンサンブルキャストによる社会派群像劇で、批評家受けは良好。

2005年5月10日更新 藤井竜太郎

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