全米映画ランキング : 2003年11月14日~2003年11月16日

全米映画ランキング:2003年11月18日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2003年11月14日~2003年11月16日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 2

Elf

New Line

3,381 2 27,236,000 71,265,000
2

Master and Commander: The Far Side of the World
「マスター・アンド・コマンダー」

Fox
(ブエナビスタ)

3,101 1 25,725,000 25,725,000
3 1

The Matrix Revolutions
「マトリックス・レボリューションズ」

Warner Bros.
(ワーナー)

3,502 2 16,320,000 114,174,000
4 3

Brother Bear
「ブラザー・ベア」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

3,030 4 12,000,000 63,019,000
5

Looney Tunes: Back in Action
「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,903 1 9,510,000 9,510,000
6 6

Love Actually
「ラブ・アクチュアリー」

Universal
(UIP)

1,177 2 8,880,000 19,044,000
7 4

Scary Movie 3
「スケアリー・ムービー3」

Dimension Films
(ギャガ)

2,960 4 6,105,000 102,339,008
8 5

Radio
「ラジオ」

Sony
(ソニー)

2,416 4 5,000,000 43,708,000
9

Tupac: Resurrection

Paramount

801 1 4,660,000 4,660,000
10 8

Mystic River
「ミスティック・リバー」

Warner Bros.
(ワーナー)

1,550 6 3,325,000 45,649,000

ラッセル・クロウの新作、首位デビューに失敗

ラッセル・クロウの新作「マスター・アンド・コマンダー」がデビューしたが、僅差で首位を飾ることができなかった。パトリック・オブライアンの海洋小説の映画化である本作は、監督にピーター・ウィアーを迎え、20世紀フォックス、ミラマックス、ユニバーサルが製作費1億3500万ドル(約150億円)をつぎ込んだ共同プロジェクト(日本の配給はブエナビスタ)。100%アカデミー賞狙いの作品で、批評家の評判も上々、オープニングの成績も悪くないのだが、先週2位デビューしたファミリー向けコメディ「エルフ」の予想外の大健闘に思いがけず足下をすくわれた格好。そして、先週首位の「マトリックス・レボリューションズ」は、何と前週比で33%の興収しか上げられず3位に後退。この分だと、最終的な興収は1億5000万ドル程度(「リローデッド」のおよそ半分)に止まる可能性も出てきた。5位の「ルーニー・テューンズ」も難しいスタート。これまた1位の「エルフ」に食われた格好。「スケアリー・ムービー3」は4週目で1億ドル突破。前作の成績は上回ったが、1作目は1億5000万ドル以上稼いでいた。9位には、96年に凶弾に倒れたラップスター、トゥーパック・シャクールの生涯を綴ったドキュメンタリーがランクイン。エミネムも新曲を提供している。

2003年11月18日更新 藤井竜太郎

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