全米映画ランキング : 2003年10月10日~2003年10月12日

全米映画ランキング:2003年10月14日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2003年10月10日~2003年10月12日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Kill Bill Vol. 1
「キル・ビル」

Miramax
(ギャガ・ヒューマックス)

3,102 1 22,089,322 22,089,322
2 1

The School of Rock
「ザ・スクール・オブ・ロック」

Paramount
(UIP)

2,929 2 15,487,832 39,671,396
3

Good Boy!
「グッド・ボーイ」

MGM/UA
(フォックス)

3,225 1 13,107,022 13,107,022
4

Intolerable Cruelty
「ディボース・ショウ」

Universal
(UIP)

2,564 1 12,525,075 12,525,075
5 2

Out of Time

MGM/UA

3,076 2 8,590,001 28,711,637
6

House of the Dead

Artisan

1,520 1 5,683,280 5,683,280
7 3

The Rundown
「ザ・ランダウン」

Universal
(UIP)

2,823 3 5,208,445 40,268,790
8 4

Under the Tuscan Sun
「トスカーナの休日」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

1,701 3 4,911,328 28,307,921
9 5

Secondhand Lions
「セカンドハンド・ライオンズ」

New Line
(ヘラルド)

2,563 4 3,297,211 35,384,339
10 7

Lost in Translation
「ロスト・イン・トランスレーション」

Focus Features
(東北新社)

882 5 2,822,419 18,121,154

「キル・ビル」が首位デビュー。コーエン兄弟新作は4位

タランティーノ監督6年ぶりの新作、「キル・ビル」が気迫の首位デビュー。公開直前に前後編の2作に分割された本作だが、映画の評価も賛否両論真っ二つに分割。それでもきっちり首位を確保してしまうところが、タランティーノのタランティーノたる所以。関係者もまずは一安心といったところだろう。そして、ジャック・ブラックの「スクール・オブ・ロック」が粘り強く2位。観客の満足度が非常に高く、ひょっとすると1億ドルに届く可能性も出てきた。3位初登場の「グッド・ボーイ」は、“犬の星”シリウスから来た犬が、かつて犬が地球を支配しようとして失敗したという噂を確かめに来るというファミリー・ムービー。マシュー・ブロデリックやブリタニー・マーフィが犬の声で出演。4位にはコーエン兄弟監督作「ディボース・ショウ」がランクイン。主演のジョージ・クルーニーの役柄は、離婚訴訟専門の腕利き弁護士。一方のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは、前夫との離婚訴訟の際、この弁護士に負けたおかげで慰謝料を取り損ね、復讐に燃えているご婦人。コーエン兄弟には珍しいラブコメ、しかもメンツの豪華さもあって2500館以上での公開となった。しかしこの兄弟の映画は、原題がそのまま日本で使えないものが多い。逆に6位の「ハウス・オブ・ザ・デッド」は、その原題通りの直球ホラーである。今週末は「テキサス・チェーンソー」が公開。ハロウィーン近し、だ。

2003年10月14日更新 藤井竜太郎

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