全米映画ランキング : 2001年11月30日~2001年12月2日

全米映画ランキング:2001年12月4日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2001年11月30日~2001年12月2日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1

Harry Potter and the Sorcerer's Stone
「ハリー・ポッターと賢者の石」

Warner Bros.
(ワーナー)

3,672 3 24,050,000 220,078,000
2

Behind Enemy Lines
「エネミー・ライン」

Fox
(フォックス)

2,770 1 19,200,000 19,200,000
3 3

Spy Game
「スパイ・ゲーム」

Universal
(東宝東和)

2,770 2 11,200,000 46,900,000
4 2

Monsters, Inc.
「モンスターズ・インク」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

3,390 5 9,400,000 204,332,450
5 4

Black Knight
「ブラック・ナイト」

Fox
(フォックス)

2,534 2 5,700,000 22,961,000
6 5

Shallow Hal
「愛しのローズマリー」

Fox
(フォックス)

2,429 4 4,650,000 61,226,000
7 6

Out Cold
「クールボーダー」

Buena Vista
(東宝東和)

2,011 2 2,900,000 10,500,000
8 7

Domestic Disturbance
「ドメスティック・ディスターバンス」

Paramount
(UIP)

1,850 5 1,900,000 42,368,000
9 11

Amelie
「アメリ」

Miramax
(アルバトロス)

218 5 1,400,000 9,800,000
10 8

Heist

Warner Bros.

1,252 4 1,225,000 22,048,000

「ハリー・ポッター」、3週目で急ブレーキ

予定通り、「ハリー・ポッターと賢者の石」が3週連続で首位を確保。前週比でおよそ60%ダウンの急降下ながら、それでも週末3日間で2400万ドル(約29億円)を稼ぎ出して、累計では2億2000万ドル(約265億円)に達している。「ハリー・ポッター」はこれまで、公開週末、2週目の週末の歴代興収記録を塗り替えてきたが、3週目の週末記録では「タイタニック」の持つ記録に及ばなかった。最終的には3億ドル台前半の興収に落ち着く見通しだ。今週、2位に飛び込んできたのは、ジーン・ハックマンとオーウェン・ウィルソン(「シャンハイ・ヌーン」「ミート・ザ・ペアレンツ」など)主演による戦争映画「Behind Enemy Lines(邦題:エネミー・ライン)」。監督はこれがデビュー作となるジョン・ムーア。当初は来年1月の公開予定だったが、サンクスギビングの直後に前倒して大成功を収めた格好。4位の「モンスターズ・インク」は累計興収2億ドルをクリアし、現時点では今年の年間4位(1位「シュレック」2位「ラッシュ・アワー2」3位「ハリー・ポッターと賢者の石」)まで浮上している。そして、とうとう「アメリ」がトップ10圏内に上りつめて来た。アカデミーの外国語映画賞の最右翼である。

2001年12月4日更新 藤井竜太郎

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