全米映画ランキング : 2001年5月25日~2001年5月27日

全米映画ランキング:2001年5月29日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2001年5月25日~2001年5月27日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Pearl Harbor
「パール・ハーバー」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

3,214 1 59,000,000 59,000,000
2 1

Shrek
「シュレック」

Dreamworks
(UIP)

3,623 2 42,600,000 99,100,000
3 2

The Mummy Returns
「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」

Universal
(UIP)

3,553 4 15,000,000 166,500,000
4 3

A Knight's Tale
「ナイツ・テール」

Sony
(ソニー)

2,964 3 8,000,000 43,200,000
5 4

Angel Eyes

Warner Bros.

2,407 2 5,000,000 17,300,000
6 5

Bridget Jones's Diary
「ブリジット・ジョーンズの日記」

Miramax
(UIP)

1,741 7 3,100,000 61,300,000
7 6

Along Came a Spider
「邦題未定」

Paramount
(UIP)

1,408 8 1,700,000 70,200,000
8 10

Memento
「メメント」

Newmarket Film
(アミューズ)

531 11 1,500,000 14,300,000
9 9

Spy Kids
「スパイキッズ」

Dimension Films
(アスミック)

1,301 9 1,100,000 105,000,000
10 7

Driven
「ドリヴン」

Warner Bros.
(ヘラルド/松竹)

1,523 5 1,000,000 30,700,000

「パール・ハーバー」が予想通りの首位。

一昨年の「エピソード1」、昨年の「M:I-2」が公開されたのは、メモリアル・デイの週末だ。この“メモリアル・デイ”というのは、日本語では“戦没将兵記念日”と言って、戦争で国のために命を落とした人を追悼する日。そんな時期に、今年は「パール・ハーバー」が公開されたのだから、ヒットしないわけがない。まあ、マーケティングが上手いというか、抜け目がないというか、96年の独立記念日の週末に、「インデペンデンス・デイ」が公開され大ヒットしたのを思い出す。そして週末3日間の興収は、非公式ながら5900万ドル(約70億円)に達し、この時期の公開作品としては、97年の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」に次ぐ出足を記録した模様。昨年の「M:I-2」の成績と拮抗しており、どちらが上だったかは休日明けの22日(米国時間)に結論が出るはずだ。2位の「シュレック」も順調で、今週中には累計興収1億ドル突破が確実。3位の「ハムナプトラ2」は前作の興収記録をオーバー、「ハンニバル」の記録も抜いて、目下今年のナンバーワンに浮上。もちろん、すぐに他の作品に抜かれるだろうが。例年になく激戦が予想される全米サマー・シーズン。次週6月1日は「ムーラン・ルージュ」、翌8日には「エボリューション」、15日には「アトランティス」「トゥームレイダー」と、超話題作の公開が目白押しだ。

2001年5月29日更新 藤井竜太郎

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