NO MORE「ビンタ事件」　米アカデミー、授賞式に危機対応チームを配置

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昨年のアカデミー賞授賞式におけるウィル・スミスの「ビンタ事件」への対応が遅れた反省から、今年の授賞式では危機対応チームがスタンバイすることが明らかになった。

アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーのビル・クレイマー最高経営責任者は、米タイム紙の取材で「危機対応チーム」を配置したと発言。昨年の授賞式で、主演男優賞にノミネートされていたスミスが、プレゼンターのクリス・ロックに暴行を働いたにも関わらずそのまま放置してしまった反省によるものだ。

クレイマーは、「これまでにはなかった危機対応チームを編成し、多くの計画を立てています。いま予期できないことが発生したとしても、万が一に備えて準備をしています」と明言した。

アカデミー賞にノミネートされた人々を招いた恒例の昼食会でも、映画芸術科学アカデミーのジャネット・ヤン会長は、「舞台上で起きたことはまったく容認できるものではなく、私たちの組織の対応は不十分でした」と反省の弁を述べていた。

第95回アカデミー賞授賞式は3月12日（日本時間13日）に開催される。