21世紀フォックス買収にソニー、コムキャストも名乗り

写真：ロイター/アフロ

［映画.com ニュース］　21世紀フォックスの買収に、米コムキャスト、米ソニー・ピクチャーズが参戦したと、米バラエティが報じた。

米メディア企業の21世紀フォックスは、競合企業であるウォルト・ディズニー社に大半の事業を売却する交渉を行っていると報じられたばかり。映画やテレビ制作を手がける20世紀フォックス、FXやナショナルジオグラフィックといったケーブル放送事業、スカイなどの海外の放送事業などが対象で、両社はこれまで数週間にわたり交渉を行ってきたが、まだ合意には至っていないという。

交渉の事実が報道されると、ユニバーサルを傘下にするコムキャストや、米ソニー・ピクチャーズ、米通信大手のベライゾンなどが21世紀フォックスにそれぞれ買収条件を提示したという。ただし、いずれも交渉の初期段階であることに加えて、フォックス側の方針がまだ固まっていないという。

仮にディズニーやソニー、コムキャストが同社を買収することが現実となれば、ハリウッドの統合が一気に進むことになる。