20年に渡る復しゅう劇…山田詠美「賢者の愛」ドラマ化決定！

［映画.com ニュース］　直木賞作家・山田詠美氏の著書「賢者の愛」が、WOWOWで連続ドラマ化されることが決定した。山田が、小説家・谷崎潤一郎の「痴人の愛」をモチーフに描いた今作。主人公の女性が、初恋の人と親友の間に生まれた息子を利用し、20年の歳月をかけて復しゅうしていくさまを初めて映像化する。

控えめな少女・高中真由子は、両親そして恋心を抱く作家志望の青年・澤村諒一とともに東京近郊で幸せに暮らしていた。ある日、隣に引っ越してきた同じ年頃の少女・朝倉百合と仲良くなるが、自由奔放な百合は真由子のものをすべて欲しがるようになる。やがて百合は諒一の子どもを妊娠し、結婚。真由子は、ある思いからふたりの息子を「直巳」と名付け、20年に渡って調教し、自らに依存させるという復しゅうを実行する。

復しゅうに燃える真由子、奔放な百合、ふたりに思われる諒一、そして復しゅうの道具となった直巳と、強烈なキャラクターがひしめく今作のキャスト陣は、今後順次発表される予定だ。

「連続ドラマW 賢者の愛」（全4話）は、8月20日からWOWOWで放送開始予定。