アンジェリーナ・ジョリーにカンボジア市民権
2004年7月13日 12:00
アンジェリーナ・ジョリーは6日、訪問中のカンボジアで同国のフン・セン首相からカンボジア公民権授与の申し出を受けた。カンボジアの環境保護問題についてジョリーと話し合った首相が、ジョリーの活動をたたえたものだという。
ジョリーは、「トゥームレイダー」をアンコールワット遺跡で撮影して以来、カンボジアとの関係を深めてきた。02年にはカンボジアの男の子マドックスを養子に迎え入れ、同国の森林保護のために150万ドル(約1億6000万円)を寄付したり、ポル・ポト政権時代に被害を受けた兵士のための援助基金も設立。北西部バタンバンには別邸を所有しているが、近くで水力発電所の建設計画が進んでいるのを知ると「森林保護の大切さを考えてほしい」とフン・セン首相に直訴、すると首相は計画中止を即断し、白紙撤回を発表。ジョリーにカンボジアの公民権授与を申し出たという。ジョリーは、「とても光栄なことで、本当にわくわくしている。心から喜んでお受けしたい」と語っている。
ちなみに翌7日、タイを訪れたジョリーは、有名な入れ墨師から腰の部分に30センチほどもある大きなトラの入れ墨を彫ってもらったと地元紙が報じた。ジョリーは昨年、同じ入れ墨師の手によって背中に古いカンボジア文字をあしらってもらっており、「幸せなことがたくさんあった」ため、新たな入れ墨を思いついたそうだ。