スピルバーグがまたもやオスカー像を救出
2002年12月24日 12:00
スティーブン・スピルバーグが、競売に出されたオスカー像を20万7500ドル(約2500万円)で落札した。競り落としたのは、ベティ・デイビスが35年に「青春の抗議」で受賞した主演女優賞のオスカー像で、スピルバーグはすぐにアカデミー賞主催者である米芸術科学アカデミーに寄付した。同団体は、長年のあいだにコレクターたちの手に渡ってしまったオスカー像の回収・保存に積極的で、スピルバーグ監督は強力な協力者の1人。豊富な資金を背景に、これまでにベティ・ベイビスのもうひとつのオスカー像(「黒蘭の女」)を57万8000ドル(約7000万円)で、クラーク・ゲーブル(「或る夜の出来事」)の主演男優賞を60万7500ドル(約7400万円)で落札し、寄付している。これらのオスカー像は、来年のアカデミー賞授賞式で展示されることになるという。