ケビン・スペイシーが新人発掘サイトを開設
2002年11月19日 12:00
ケビン・スペイシーが、映画監督や脚本家を志す人々のために、オンライン上のワークショップ「トリガーストリート・ドット・コム」を開設した。このサイトでは、世界中から短編映画、脚本などを広く募集し、映画会社と縁のない人の中から新しい才能を発掘しようというもの。自分の作品を公開する条件はただひとつ、他者の作品を2本批評することだ。こうすることで、クリエイター同士のコミュニティの場を作り上げ、無名の才能に光を当てようというのだ。ゆくゆくは、評価の高い作品を集めてオンライン映画祭も開催予定。審査員には、マイク・マイヤーズ、アネット・ベニング、U2のボノといった豪華な著名人の名前が挙がっている。ただし、この映画祭で賞をもらったからといって、すぐにハリウッド映画に進出できるとは限らないというのがミソ。スペイシーが、このサイトをビジネスとして始めたのではなく、純粋に映画業界を志す人々のための交流の場にしたい、という気持ちがうかがえる。