アンメット ある脳外科医の日記のドラマレビュー・感想・評価
障害者よ諦めるな!
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丘陵セントラル病院(架空、ロケ地は茨城県土浦協同病院なめがた地域医療センター)の元脳外科医の川内ミヤビ(杉咲花)は事故で脳に損傷を負い、過去2年間の記憶を失い、さらに新しい記憶も1日限り、生活の為、毎日、今日の出来事を日記にしたためて記憶を繋げています。アンメット(unmet)とは、英語の形容詞で満たされていない、不充分といった意味。
ミヤビは記憶障害から医療行為を禁止され看護助手として働いていましたが同僚の医師の援助や助けたい患者への思いから医師に復帰してゆくヒューマンドラマ。
新しく赴任したアメリカ帰りのエリート脳外科医の三瓶友治(若葉竜也)先生は医師としての自信喪失を語るミヤビに「あなたは医師だろう、障害のある人は人生を諦めてただ生きてゆけばいいいと思っているのか」ときつい言葉、気弱なミヤビに考え直す勇気を与えた助言でしたね。
原作者の子鹿ゆずる氏は元脳外科医、ご自身の兄上も重度の障害者と言うこともあり本作に繋がったようです。
患者の身になって思えば完璧な医師に越したことはないのですが人手不足の病院の事情もあるでしょうに、ミヤビは短期記憶を失ったのみで医師の経験、技量は損なわれていないと思われるので良しとしましたが微妙です。
三瓶とミヤビの過去の関係や様々な容態の患者対応、ミヤビの症状の悪化などまだまだ問題山積です、果たしてミヤビは記憶を回復できるのでしょうか・・。
