民王のドラマレビュー・感想・評価

　2015年7月24日から9月18日まで、テレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送された政界コメディ、総理の父と馬鹿息子の人格が入れ替わるファンタジー。似たような話はTBSの「パパと娘の七日間（2007）」でもお馴染みだし、総理が豹変するのは「記憶にございません」でも楽しめましたから、合体すれば面白いこと間違いなし、何しろ原作が半沢直樹の池井戸さんですから、中小企業や銀行ネタはお手の物、未曽有をみぞうゆうと読み間違えるエピソードは麻生さんのパクリだから皮肉が効いていましたね。
何より映画顔負けの豪華俳優勢揃い、父親の遠藤憲一さんと息子の菅田将暉さんだけでも凄いのに高橋一生さんや草刈正雄さんまで登場、チョイ役でしたが政界のキングメーカー役にお亡くなりになった西田さん、ご冥福をお祈りいたします。
面白くてエピソード3迄一気見、どうやら入れ替わったのはアメリカ軍の秘密兵器らしいという展開、ファンタジーかと思ったら凄いミステリー、菅田さんの演技力も冴えわたり、観るのが止まりませんよ・・。