相続探偵

シリーズ紹介
原題:相続探偵
製作国:日本
シリーズ
スタッフ・キャスト
- 原作
- 西荻弓絵 [2025]
- 漫画
- 幾田羊 [2025]
- 脚本
- 西荻弓絵 [2025]
- 音楽
- 佐藤航 [2025]
- 演出
- 菅原伸太郎 [2025]
- 長沼誠 [2025]
- チーフプロデューサー
- 松本京子 [2025]
- プロデューサー
- 島ノ江衣未 [2025]
- 石井満梨奈 [2025]
- 本多繁勝 [2025]
- 協力プロデューサー
- 次屋尚 [2025]
- 吉川恵美子 [2025]
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原題:相続探偵
製作国:日本
飄々として捉えどころのない相続専門の探偵灰江七生の物語。全10話のうち8話までは依頼人の相続問題を解決し、9話と最終話はこのドラマの縦軸である灰江自身の親の仇討ち物語という二段構成で、8話までに出てきた伏線が最後には綺麗に回収されます。赤楚衛二さん演じる灰江は原作ファンの方からも絶賛された再現度のようですが、原作未読の私でも十分魅力的なキャラでした。基本的に1人を除いて悪い人は出てこない。一見悪い人に思えた人も実は亡くなった人に対する哀しい思いを抱いていることが解き明かされ、いつも見終わった後に温かな気持ちになったのは灰江の人柄の為せる技かなと思います。
灰江の宿敵は誰なのか、1人は最初から明確に描かれているのに対して、対立する立ち位置かと思っていたキャラが物語が進むにつれて実は灰江に寄り添う人であったり、バディになる人であったりすることが分かってきて、緊迫する状況にも関わらず、灰江の味方が増えていくことで安心して最後まで見ることができました。
最後が痛快であるとともに優しい気持ちにもなる終わり方でした。漫画原作の西荻弓絵さんが脚本を書かれたからこその素晴らしいドラマだと思います。