スロウトレインのドラマレビュー・感想・評価
ミニシアターで観たい
ミニシアター系の映画館で観たい、そんな雰囲気のドラマだった。鎌倉で暮らす3人の姉弟の人生の岐路を柔らかい雰囲気で描いている。親代わりに妹と弟を育てて、独身のまま生きてきた長女、彼氏と韓国に移住する次女、地元の江ノ電の保守の仕事にこだわる弟。3人で生きてきたが、それぞれ人生の伴侶を見つけて生きるのか、1人で生きていくのか、選択を迫られていく。3人とも、それぞれが自分のせいで他の姉弟が生きづらさを抱えるようになってしまったと責め合っているが、その実、思い合っていてその絆が心地よい。そして、1人で生きることを否定しないホームドラマとして、とてもここり良い結論の出し方をしていて好感が持てる。
松たか子、多部未華子、松坂桃李、それぞれいい存在感を発揮していた。チュ・ジョンヒョクもいい。
鎌倉の落ち着いた街並みと釜山の街並みに共通点を見出している。釜山にも江ノ電みたいな電車があるんだな。映画館で上映しないだろうか、やるならもう一回見てもいいなと思っている。
全2件中、1~1件目を表示