PJ 航空救難団

シリーズ紹介
原題:PJ 航空救難団
製作国:日本
シリーズ
スタッフ・キャスト
- 脚本
- 髙橋泉 [2025]
- ゼネラルプロデューサー
- 服部宣之 [2025]
- プロデューサー
- 後藤達哉 [2025]
- 中込卓也 [2025]
- 森川真行 [2025]
- 清家優輝 [2025]
- 監督
- 平川雄一朗 [2025]
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原題:PJ 航空救難団
製作国:日本
人命救助最後の砦と言われる自衛隊の航空救難団を目指す若者と熱血教官のぶつかり合いと信頼を築く姿を追いかけたドラマだ。自衛隊が撮影に協力しており、基地内でロケしているため、画は結構本格的だ。ヘリなどの機材も本物。実際のレスキュー風景の撮影にも協力していると思われ、スタントみたいな形でプロが参加している。
本作は今どき、パワハラと捉えられかねない過酷な訓練を強いる現場を描いているが、人命救助の現場はそれ以上に理不尽であり、その中で自分の命と救助者の命を救うには、一般社会の配慮をしていては、任務に耐えうる隊員を養成できないということが描かれている。作中で教官がパワハラ嫌疑をかけられるが、教育生たちからの信頼はあつい。また、ジェンダーの体力差を描いてもおり、航空救難団初の女性隊員を目指す藤木(石井杏奈)のエピソードは考えさせられるものがある。主人公の熱血教官・宇佐美を内野聖陽がだいぶ暑苦しい芝居で演じている。おちゃめな部分と真剣な部分の切り替えがよくて、人たらしな雰囲気がよくでている。人に慕われる理由がよくわかる芝居をしていて良い。