ニッポンノワール 刑事Yの反乱のドラマレビュー・感想・評価
真相解明迄が長過ぎます・・
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日本テレビ系「日曜ドラマ」で2019年に放送されたサスペンス・ドラマ。
タイトルのニッポンノワールは、ノワール調の犯罪ドラマかと思ったら、事件の黒幕にいる警察関係者の秘密組織の名前でした、犯罪者の記憶を消し性格を変えることで更生をはかる生体実験をやっている、おそらく「時計じかけのオレンジ(1971)」にインスパイアされたような怪しい設定・・。
物語は警視庁刑事の遊佐清春が目を覚ますと山小屋の中、隣に上司の碓氷薫が死んでいた、ひょっとして自分が殺したのかと疑うも記憶喪失状態、薫は死ぬ前に東堂銀行十億円強奪事件の捜査を行っており、自分を嵌めたのは強盗団では無いかと調べ始める。
どうも警察の中に犯人がいるらしいが遊佐のいた捜査一課や公安部まで絡んで謎は深まるばかり・・。真相がすべて明らかになるのは10話までかかります、それまでは隠し子迄絡む遊佐と薫の腐れ縁とか、疑心暗鬼の刑事同士のドタバタ劇が延々と続くだけだし、怒鳴り散らすセリフ回しが多いのでやはりテレビ屋さんの演出が安っぽくて引き気味でしたが、真相が知りたいばかりに堪えて10話まで鑑賞、ひねりは多かったものの、なんてことない結末でした。
やはりベテランの笹野高史さん、単なる中華屋のおやじでない曲者ぶりは観客をもて遊ぶのには打って付け、怪演、納得でした。
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