ラストマン 全盲の捜査官のドラマレビュー・感想・評価
ひねりすぎ
TBSのユニークな刑事ドラマ、文字通り「相棒」や「あぶない刑事」などバディものはありふれているので盲目のFBI捜査官(福山雅治)と訳アリの警察官僚一家の警部補(大泉洋)のコンビという奇妙な設定にしたのでしょう。
福山さんはいくらハイテクで補っているとはいえ全盲ではハンデがあり過ぎるので犯人のプロファイル分析とか状況証拠から捜査を頭脳面でアドバイスするのが普通だろうが前面に立ち犯人と対峙する大活躍、一方大泉さんは良いところなし只管ドジな引き立て役に終始しています、ユニークなバディものであることは確かですが日本の警察の面子へのこだわりや無能ぶりが極端だし、せっかく多彩な大泉さんを使いながら彼のコミカルな持ち味をあまり活かせていませんね、設定、演出がひねり過ぎでしょう。
中学時代のいじめの復讐で爆弾魔という犯人像もどうなのか、病弱な母を助けている母子家庭の設定だからか、あえて犯人を撃ち殺さず助けます。私が相棒なら間違いなく犯人を撃っていたでしょう。
製作陣の社会的弱者へ配慮、博愛主義は非難すべきでないのはわかりますが、相手は非道な爆弾魔、妙な情けを絡めずに単純な勧善懲悪なポリス・アクション仕立ての方が好みです。まあ、一話は前哨戦、二人の因縁の生い立ちが明らかになる続編が本命なのでしょう。
キムタク主演月9を超える高視聴率
バラエティのお笑いタレントのコントみたいな作品に決まってると思っいたが意外と悪くない作品。先ず福山雅治が視覚障害者で要は目が見えない事を逆手に取り五感の視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚(視覚障害者で目が見えないので視覚以外の4感)をフル稼働させるのはまるでロボット。これは新感覚。障害者の主演作品となればお涙頂戴かコメディの二択なので障害者が4感を駆使して活躍する刑事ドラマは珍しい。キムタク主演月9は勿論面白いが相手が悪かった(苦笑)。
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