今際の国のアリスのドラマレビュー・感想・評価
「すうとり」が一番好きです。
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S1では「おにごっこ」、S2では「すうとり」、S3では「ゾンビ狩り」と、毎シーズン印象に残るゲームがありました。
特に「すうとり」は、分かりやすいルールの中で、 5人のポイント配分 をどうするか?
さらに、ローリスク・ローリターン で敵から直接ポイントを奪うか?ハイリスク・ハイリターン で命を懸けて敵ゴールを目指すか?
といった選択に幅があり、戦略性の高さが抜群。
自分が観てきた「ドラマ化されたデスゲーム」の中で、最も面白かったゲーム です。
(嘘食いもNetflixでドラマ化してほしい!!)
本作の面白さは、「始めは取っ掛かりが無いゲームが、誰かの犠牲によってゲームの全貌が明らかになり、そこから攻略していく」という構造だと思います。
「ライアーゲーム」より理不尽で、「イカゲーム」よりゲーム性がある。
そんなポジションのデスゲーム作品だと思います。
中でも象徴的なのが「ゾンビ狩り」。理屈だけなら、最初から全員がゾンビになれば犠牲は出ない。
しかし、互いを信用できない大多数は殺し合いへと向かい、結果として「人間 vs. ゾンビ」の戦いに発展 する。
狂気に陥った人間には、頭のいい人間の助言は通じない。むしろ、狂気に呑まれる という展開がありえるのが面白いところです。
頭脳戦・心理戦・フィジカルと、ジャンルの違うゲームが楽しめる点も魅力でした。
もちろん中には微妙なゲームもありますが、総合的にはかなり楽しめるドラマ です。
