イクサガミのドラマレビュー・感想・評価
廃刀令がくだされた時に、武士がどのような待遇を受けていたのか、身分...
廃刀令がくだされた時に、武士がどのような待遇を受けていたのか、身分的特権を喪失し、華族からは野蛮であると見下され、武士としての尊厳を失ない、どのような思いで生きていたのか考えさせられる映画でした。
無骨が最後に「幸せだ」と言って亡くなったのは、武士が不要とされていく時代に移り変わる最中で、武士として戦い命を全うしたことではないかと感じました。
ただ殺し合う時代劇ではなく、それぞれが守りたいものの為に命をかけている。全ての人を救うのは無理でも、目の前にある命を見捨てる事は出来ない。「仁」の心の大切さを感じました。
皆さんの立回りは圧倒されるほど素晴らしく、茶屋での戦闘ではカメラワークがRPGのようで臨場感がありました。早乙女太一さんの立回りや所作がとても美しく見惚れる程でした。
東出さんは、長らく山で修行中でしたが戻ってこれてなんだか安心しました。長身なのでアクションが映えますね。
続きも楽しみな映画です。
