イクサガミのドラマレビュー・感想・評価
アクションシーンは凄い・・・が
アクションシーンの出来だけで十分観れる力はあった。とにかくスピード感があって良い。岡田准一のアクションもさすがだった。
ただ原作もそうなのかヒロインの女の子に違和感を感じてしまって話にはいまいち入っていけなかった。この子がまるっきり戦えない純粋な女の子。主人公が殺しまくるための免罪符的な役割です。でも、「武技に優れた者」って募集要項に書いてあったじゃないか? お金が必要な理由はわかるがなぜ来たのかな? しかも助けてくれた主人公にお金は必要だから連れて行ってくれと頼むのだが、それって「お金が必要ですが私は戦えません。私の代わりに60人近く殺してくれ」って事なんですよ。助けてもらった上にさすがに図々しすぎるでしょう。作中ではずっとお荷物。でも言いたいことは言う。その姿にずっと違和感を感じてしまった。
デスゲームが行われる理由もなんか弱い。対象が変わっただけで「バトルロワイヤル」と変わらなかった。もうちょっとひねりが欲しかったです。
まぁ、そんなところを引いてもアクションシーンのスピード感やカメラワークは素晴らしいので観る価値はあった。また豪華俳優をどんどん使い捨てにしていくのですが、これがだれが死ぬのか読めない事に繋がっていて、殺し合いものとしては正解!と思いました。
