イグナイト 法の無法者のドラマレビュー・感想・評価
BABEL LABELがドラマでも意欲的な試み
藤井道人監督作品でおなじみの制作会社BABEL LABEL初のテレビドラマということで気になったので見ている。第一話から、他のドラマとは違いを出していこうという意欲のある内容になっていた。冒頭、バスの事故からの炎上シーンが出てきて、日本のテレビとしては大掛かりなシーンを作っていた。途中、間宮祥太朗が演じる主人公の宇崎が車の屋根にしがみつくみたいなアクション場面もあったりする。これが毎週続くのだろうか。1話の演出は『帰ってきた あぶない刑事』の原廣利監督だった。危ない弁護士を描くので、適任かも。仲村トオルも出てるし。
物語は、司法制度の改革で弁護士の数が増えすぎたことを背景に、仕事を待つのではなく、自ら訴訟を焚き付けに行く、違法スレスレなことをやる弁護士事務所の活躍を描く。主人公はそうと知らずに入ってしまった熱血正義感の男で、事務所のやり方に反発を覚える。しかし、事務所には事務所なりの矜持もあり、そういうやり方ではないと裁けない社会悪もあると主張する。
最近、法廷もののドラマは多いが、これも一風変わったものになりそう。
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