ひとりでしにたいのドラマレビュー・感想・評価
結婚しない時代のドラマ
自ら稼いで結婚せずに一人で生きたカッコいい叔母にあこがれていたものの、その叔母が孤独死したことで人生を見つめ直す主人公をコミカルに描いた作品。同名の原作も読んでいるが、現代日本の社会課題の一つ、孤独死を真正面から捉えて結婚しない時代の生き方と死に方を考える作品だ。
一人で生きて、一人で死ぬためにはどんな準備が必要なのか、きちんと真摯に考える主人公の姿に偉いなーと思う一方で、アイドル狂いな部分で笑わせてくれる。このテーマをコメディで扱うという点が素晴らしく、人生の悲喜こもごもが身につまされる。
主演は綾瀬はるかで、これがはまり役。振り切ったコメディ芝居で笑わせてくれる一方で、今を生きる女性の大変さも伝える。多くの現代人にとって大切なことがたくさん描かれる内容になるだろう。この夏必見のドラマの一本になりそうだ。
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