グラスハート

グラスハート
グラスハート
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採点 未評価

シリーズ紹介・あらすじ

1993年から現在にかけて書き継がれ、不朽の名作として知られる若木未生のライフワーク「グラスハート」(幻冬舎コミックス刊)を映像化。大学生の西条朱音は、所属していたバンドを理不尽な理由でクビになり打ちひしがれる。そんななか、「ロック界のアマデウス」と呼ばれる天才音楽家・藤谷直季から、彼が率いる新生バンドのドラマーとしてスカウトされる。企画・共同プロデューサー・主演を佐藤健が務め、孤高の天才音楽家・藤谷直季を演じる。ヒロインとなる天才ドラマー・西条朱音を演じるのは、オーディションで選ばれた宮﨑優。努力家のカリスマギタリスト・高岡尚を演じるのは、町田啓太。超音楽マニアの孤独なピアニスト・坂本一至を演じるのは志尊淳。ライバルとなるカリスマバンドのボーカル・真崎桐哉を演じるのは菅田将暉と、豪華俳優が結集した。Netflixで2025年に配信。

ジャンル:ドラマヒューマン恋愛

原題:グラスハート
製作国:日本

シリーズ

スタッフ・キャスト

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ドラマレビュー

採点する 未評価

3.0「ロック界のアマデウス」の真意

ipxqiさん
2025年12月28日
iPhoneアプリから投稿

やあやあ我こそは原作をコバルト文庫で途中までリアタイしてた読者なり。
30年経ってドラマ化が発表された時は本気で意味がわかんなくて混乱しましたが、どうやら現実だったみたい。。なんで時代でしょう。

「グラスハート」は、作者の若木未生が代表作である「ハイスクール・オーラバスター」とか「イズミ幻戦記」などをヒットさせた後に発表したタイトル。超能力もSF要素もない、本人のロック好きが発揮されたシリーズ。私は文体が好きで当時刊行されてたところまでは繰り返し読んだ記憶がある。

今回なぜかあの佐藤健が原作ファンで陣頭指揮とって7年かかって映像化したというにわかには信じがたい経緯…しかし佐藤健に原作をお届けしたのは誰なんだろう。。

ドラマとしてはツッコミどころが多々あるけど、今でいうラノベだし、青春ものだし、気恥ずかしい要素もあるので、この程度で済んでむしろセーフ、とも言える。

そもそも日本の音楽をめぐる状況が当時と今ではあまりに異なる。
あの頃はギターロックが大人気だったけど、今やブラックミュージックをベースにした音楽が当たり前だし、アイドルが普通にラップやヒップホップをやる時代。逆に高校生がギター弾いたりバンド組むことは激減してしまった。一方、ネット環境さえあったらどこの国の何歳でも1人で自分の音楽を発表できる。廉価なDTMツールが普及し米津玄師が引っ張りだこになる時代。
これはさすがに前提となる状況の変化が激しくて、そのまま置き換えるとかなりの無理が生じる。

たとえば90年代当時はプロデューサーブームだったけど、現在は劇中の藤木直人のように権威あるプロデューサーでも、たった1人では藤谷のバンドを邪魔してきて大変、みたいな話が成り立たたないと思う。

そしてここから本題ですが、「ロック界のアマデウス」は単に藤谷個人に対する賞賛じゃなくて、この作品全体を牽引する構造なんだってこと。
なぜ藤谷のオーバーワークが重大な問題になるのか、それは元ネタが「アマデウス」だからだ。なるほど理解しました。
先日たまたま4kレストア版を観たおかげで気づいた30年後の答え合わせ。
「アマデウス」は84年公開で、当時だいぶ流行ってたみたいだし、タイミング的にヒントになっても不思議じゃない。

だから藤木直人の立ち位置は「ロック界のサリエリ」であり、全体を通して音楽の才能と嫉妬をめぐるストーリーなのも元ネタ由来。そのため、実写化でも彼の存在を削ることができなかった。だからといってキツさは解消されないですけど…

あと「アマデウス」にもモーツァルトをサポートしてくれる楽団は出てくるけど、あくまで主人公はサリエリだし、強烈な対比が弱まってしまい、藤木直人の存在にそこまでの脅威も感じられなかった。モーツァルトが仲間たちの力でサリエリに屈しなかった場合エモいかどうか問題。

劇中バンドのキャスト陣はそれらしい雰囲気を醸していたが、坂本役の志尊淳は逆に美しすぎた。原作では「のび太くんみたい」とか書かれてたのにメガネ越しでも伝わる圧倒的なオーラ。佐藤健がもともと志尊淳と親しく、さらに戦略的にもイケメン3人の存在が重要ってことで確信犯のキャスティングだろう。結果、それなりに注目を集めたわけでマーケティング的には正解だろうけど、原作の読者からすると、これってグラスハートなの?っていう手ごたえもあり。結局は主演・佐藤健で佐藤健のためのドラマだった気がする。

あとは山田孝之と菅田将暉の「ディーリー」コンビが客演ポジションでいい仕事していった。山田孝之のライブシーンは堂に入ってたし、菅田将暉はめちゃくちゃ気合い入ってた。レイニとのコンビも凸凹感あってよかったなぁ。

ipxqi

4.0すごい懐かし少女漫画だった

トモさん
2025年12月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

90年代の少女漫画世代には絶対たまらない
ツッコミどころもある

気合の入ったドラマだった
服とか小物とか家とかすごく可愛い

茜ちゃんはイケメンだし
藤谷さんはむしろヒロイン

見れて良かった

トモ

3.5キラキラしてる✨

usausako25さん
2025年11月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

佐藤健率いるTENBLANK

メンバーにふんする佐藤健、町田啓太
志尊淳、宮崎優は全員ハードな楽器を
練習して練習を重ねて現実の世界でも楽曲をリリースされているのは素晴らしい👏

ただ…私の中では
俳優さんは俳優業でお願いしたい💦
歌が上手い俳優の方もいるけど…
やっぱり違うなぁ〜って思うのです。

話の内容はキラキラしている感があって
眩しかったなぁ〜✨

菅田将暉の役柄は
金髪してたのはこの作品の為だったんだーって思ったのを思い出した😆

usausako25

4.0佐藤健の聡明さに惚れる

wemyyさん
2025年11月21日
Androidアプリから投稿

Netflixの予告で見てたときからすごく期待感が持てる映像だった。何かがこれから始まる感があったから。
実際に1話から見始めたとき、最初は佐藤健演じる藤谷直季がなんというか少女漫画に出てきそうな見てるこちらが恥ずかしくなる感じの演技が気になってしまったが、それも佐藤健は承知のうえで演じていたんだなと後半になるにつれ理解できる。
佐藤健がどれだけ賢いか分かった気がする。原作の小説が大好きなことも伝わったし、それを実現する能力も備わった俳優なんだな。だからこんなに息が長い俳優なのかと納得した。
ライブシーンは実際に涙出るくらい感動した。
普段からプロのミュージシャンのライブを観ているから、ライブシーンがこんなに完成度高いのかと驚きとともに感情が持っていかれた。
世界にこういう日本のロックが広まってほしいなと思う。情緒があり、メロディアスな曲にふさわしい歌詞が乗る。日本でしか味わえない音楽なのではと思う。
生まれ変わったらバンドやりたいな、そんなことを思えるドラマでもあった。

wemyy
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