舟を編む 私、辞書つくります

シリーズ紹介
原題:舟を編む 私、辞書つくります
製作国:日本
シリーズ
スタッフ・キャスト
- 原作
- 三浦しをん [2024]
- 脚本
- 蛭田直美 [2024]
- 塩塚夢 [2024]
- 音楽
- Face 2 fAKE [2024]
- 演出
- 塚本連平 [2024]
- 麻生学 [2024]
- 安食大輔 [2024]
- 制作統括
- 高明希 [2024]
- 遠藤理史 [2024]
- 訓覇圭 [2024]
- プロデューサー
- 岡宅真由美 [2024]
- 西紀州 [2024]
原題:舟を編む 私、辞書つくります
製作国:日本
映画化、アニメ化もされた本作のドラマ版は、三浦しをんの小説を新たな視点でドラマ化した作品だ。主人公をファッション誌から辞書編集部に異動してきた岸辺みどり(池田エライザ)に変更。これにより、視聴者が感情移入しやすい新鮮な物語となっている。
希望しない部署で新たなやりがいを見つける「再起のお仕事ドラマ」として、多くの社会人の共感を呼ぶ内容になっている。同時に、現代における“言葉”の価値も鋭く問うている。
象徴的なのは、みどりが辞書の「恋愛」という言葉の「異性を想うこと」という語釈に疑問を抱く場面だ。同性間の恋愛を辞書はなぜ排除してしまっているのか。これからの時代に辞書はどうあるべきか。この問いを通し、「言葉は時代と共に変化する生き物である」というテーマを深く掘り下げている。
主演の池田エライザや、原作の主人公・馬締を演じる野田洋次郎らの好演も光る。言葉がネットに溢れる今だからこそ、その意味や大切さを改めて考えさせられる深みのある作品だ。
全10話 全部面白かった。感動もある。
一部引用↓
一見淡々と言葉が敷き詰められたように見える辞書の裏には、「作り手」の想像を絶する情熱と心血が注がれている。小説『舟を編む』はファッション雑誌『CLASSY.』に2009年11月号から2011年7月号にかけて連載され、2011年9月に単行本が発売。(本屋大賞を受賞)
ドラマは時代を変えている。
それどころか原作の主人公・馬締ではなく、新入り社員・岸辺みどりの視点で描く、まったく新しい『舟を編む』になっている。
第40回ATP賞 奨励賞を受賞。
ギャラクシー賞 2024年4月度月間賞を受賞。