エテルナウタのドラマレビュー・感想・評価
SFを全く観た事ない人なら愉しめるかも
英語版のwikiによると、原作は1957~1959年にアルゼンチンで発表されたコミック。人気を博した国民的作品らしく、 Netflix版ドラマのメイキングにも制作陣の意気込みを感じる。
しかし、地球外生命の侵略で地球がえらいこっちゃになる作品を幼少期から何パターンも浴びてしまった日本人からすると、これといって目新しさを発見できませんでした。予備知識が無かった分、序盤こそ雰囲気も良く、新たな視聴体験を期待しましたが、ドラマの回が進むにつれて既視感が押し寄せてしまいました。
困惑したのが、どんでんを返してるっぽい演出もあるのですが、そこまでのフリが丁寧過ぎるというか、伏線が全く伏してない感じが、意図的なのか天然なのかの解釈に最も戸惑いました。
脚本が良く出来たSFドラマ
舞台はアルゼンチン。触れたら即死の猛毒の雪が降り始めた。なぜか高度な電子機器もすべて故障。
中年男女達がある一軒家で孤立した。
大事な人の安否が気になるが電話もネットも使えない、外に出ることも出来ない。
食料もいずれ尽きる。
伏線回収丸見えの成長物語でもなく、わざとらしいイライラキャラもいない。
不可思議で過酷な状況の人間ドラマがとてもリアルで緻密に描かれており、新たな展開や謎解明のペース配分もうまく、どんどん引き込まれている作りになっている。
おすすめ。
参考までに私の趣向
好き:インターステラー、Joker、MIST、もののけ姫、進撃の巨人、34丁目の奇跡、十二人の怒れる男、黒澤映画、男はつらいよ、SHOGUN、ターミネーター1・2、地獄が呼んでいる
まぁまぁ好き:ゲーム・オブ・スローンズ、ウオーキングデッド
嫌い:VIVANT、鬼滅の刃、エヴァンゲリオン、シン・ウルトラマン、名探偵コナン、トップガンマーヴェリック、キングダム(アニメ映画)、アバター2、ワンピース(映画・アニメ)、スパイダーマン(トムホ)
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