アドレセンスのドラマレビュー・感想・評価
エリン・ドハティ(エピソード 3)がよかった
一気に見ることができるほどコンパクトなのに、あまりに重く「今」で、救いを殆ど感じることができなかった。親世代と子ども世代とでは共通性より異なる事柄が多過ぎて、少なくとも親はもう子どもを「理解」することもできない。子どもは子どもの世界で完結していて、彼らの言語や思考軸を知らない・理解できない大人は入ることさえできない。80/20の法則とかインセルとかレッドピルとか・・・。中学・高校は男女共学でない方がいいのではとか、自分は女子校でよかったのかも知れないなど、的外れなことすら考えてしまった。
映像がとてもよく緊迫感と緊張感が素晴らしかった。エピソード3は心理療法士とジェイミーとの会話。密室の中での二人のやりとりなのに、それまでの屋外や学校や家の中の動きある映像以上に緊迫した空気がすごかった。ジェイミーの言葉と心は、心理療法士(エリン・ドハティ)にも理解できない。
