アドレセンス

アドレセンス
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採点 未評価

シリーズ紹介・あらすじ

13歳の少年ジェイミー・ミラーが同じ学校に通うある少女の命を奪った疑いで逮捕され、家族が崩壊していくさまを描いたヒューマンサスペンス。本作で俳優デビューを果たしたオーウェン・クーパーが主人公ジェイミー役を演じた。第77回エミー賞リミテッド/アンソロジーシリーズ作品賞、主演男優賞(スティーヴン・グレアム)、助演男優賞(オーウェン・クーパー)、助演女優賞(エリン・ドハティ)受賞。

ジャンル:サスペンスドラマヒューマン

原題:Adolescence
製作国:イギリス

シリーズ

スタッフ・キャスト

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ドラマレビュー

採点する 未評価

5.0文句なし

がいさん
2025年10月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

最高傑作!
これを超える作品に今後出会えるのか、不安です

鑑賞する前でも、後でもいいので、この作品の撮影手法を調べて下さい

がい

4.0こういうの好き

ゆうきさん
2025年9月30日
iPhoneアプリから投稿

エピソード3がみものだった

ゆうき

3.5重い

くまっちさん
2025年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

だがしかし観てよかった

くまっち

4.52025年、大きな注目を集めた衝撃の配信ドラマ。

ガッキーさん
2025年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

驚く

大きな話題となったNetflixのドラマ。
全4話(約4時間)なので、ドラマシリーズとしては短編。

なんといっても注目なのは、この驚嘆のワンカット撮影。
お、長回しだな→え?まだ続くの?→まだ続くの⁉︎→(エンディング)→?!?!
という、ただただぶっ魂消るほか無かった。
しかも「第2話」のように追跡アクションや、ドローンの空中撮影のシーンまであるという。
いやはや、気が遠くなるほどの緻密なリハーサルが裏にあった事だろう。

監督は、「ボイリング・ポイント/沸騰」のフィリップ・バランティーニ。
あちらでも90分ワンカットという荒技を見事に成し遂げていた。
ちなみにそのキャストだったスティーブン・グレアムも本作に参加しており、なんと脚本も兼任している。

警察の事務的な手続き、ミランダ警告、弁護士を交えての家族への説明の対応、入念な身体検査、取り調べ、ネットの利用履歴など、
まるでドキュメンタリーのように非常にリアルに描写されており、
加えてワンカット手法のおかげで、尋常じゃない臨場感と緊迫感がある。
特に「第3話」は、ほぼ会話劇なので尚更である。

毎話に、「第1話」の冒頭の平和な日常が一気にガラガラと崩れ落ちる瞬間のような、
突発的でショッキングな展開が必ずあるため、一種のスリラー的な作品のテイストもある。

全4話という短さは結構だったが、いっそもっと長く見てみたいとすら思えるほど没入してしまった。

そして本作のテーマは、ある事件における、世間から見たら非難の対象とされて然るべきのような、加害者側にスポットを当てている点だ。
逆に被害者側はほとんど出ていない。

誹謗中傷にさらされる日常、
してもしきれないほどの後悔に押しつぶされそうになる、もはや崩壊寸前の最中、
それでも前を向いていこうと決意する、再生のドラマになっている。

「私は(ネタバレ)の姉だし」
「(ネタバレ)は私たちの家族よ。そうでしょ?」

この逞しい言葉には、見ていて思わず胸を撫で下ろした。

ラストのとあるシーンでは、
せめて今はぬいぐるみを代わりに。でもいつか、本人がこの場所に帰ってくるまで…という、一縷の願いが込められているような気がした。

子供も持つ親には、かなりヘビーな作品かもしれない。

父子の溝という普遍的な家族の問題と、SNS時代のネットいじめという現代的な社会問題、この普遍性と現代性の両方を見事に掛け合わせた一作。
だからこその、これだけの注目を集めたのだろう。

製作はブラッド・ピット。
このような傑作を手がけるプロデューサーとしても非常に優秀である。

ガッキー
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