暴君のドラマレビュー・感想・評価

パク・フンジョン監督作で、「The Witch 魔女」シリーズのスピンオフ的なドラマとの前情報を得て視聴。結果、大混乱。笑
2つ理由があって、まず1つ目。同じ俳優さんが別人として出てくる！これ本当に混乱しました。「The Witch 魔女」ではジャユンの育ての親である農夫役のチェ・ジョンウさんが、「暴君」では国家情報院の闇プロジェクトに協力する教授役。「え？どういうこと？この人は『The Witch 魔女』の時点でも開発に関わってたの？」と頭の中ハテナだらけ。さらに「THE WITCH 魔女　増殖」では暗殺者とともに行動する人が「暴君」ではポールの手下だったり…。同じ俳優さん出さないでー！って思いました。2つ目は、「暴君」の世界では、もうすでに「The Witch 魔女」の強化人間プロジェクトは開発されていること。この「暴君」プログラムは、「魔女」プロジェクトとは別物です。てっきり「暴君」＝「魔女」プロジェクトの開発をする背景を描いているのかと思っていたので、目的も時系列も？？？となりました。

映画とは全くの別物としてみたほうがよく、あえて言うなら、韓国情報院とアメリカ情報院の相関図を確認するため、といったところでしょうか。

これから見る方は「The Witch 魔女」→「暴君」→「THE WITCH 魔女　増殖」の順にみるといいのかもしれません。というのも、相関図確認のためプラス、「THE WITCH 魔女　増殖」はもう主役が主役の意味をなしていなく、ただの派閥争いとなっていて、関係性が意味不明だったり、何を見せられているのだろうという気になったから…。

結果、映画の「The Witch 魔女」が一番面白かったです。
これはぶっちゃけ「ストレンジャー・シングス」そのもの。怪物がでてこない「ストレンジャー・シングス」。「ストレンジャー・シングス」好きは絶対好きだと思います。そして何より、キム・ダミちゃんの演技力がモンスター級でした。