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余命ものは安易なお涙頂戴なのか?
映画製作を題材にしたいわゆるバックステージもののラブロマンスだ。若き天才監督イ・ジェハ(ナムグン・ミン)は、偉大な父の死を機にスランプに陥っていたが、そんな彼が、父の代表作をリメイクすることになる。その内容は「余命もの」で現代的にリファインして「安っぽいお涙頂戴もの」にしたくないと考えた主人公は、リサーチのために病院を訪れる。そんな彼の前に実際に余命宣告を受けた女性イ・ダウム(チョン・ヨビン)が現れる。
実際に余命宣告を受けた人を目に、余命ものがただの安っぽいお涙頂戴ものといえるのか。そして、スランプに陥って時間を無為に過ごした映画監督と余命宣告を受けて時間がないヒロイン、2人が育む愛が展開していき、元恋人の女優なども絡んできて恋愛ストーリーと映画製作が交錯していく。
余命ものは安っぽい、という感覚は今確かに敷衍しているが、それもまたステレオタイプなのではないか、という観点は面白い。2話までを見た時点での感想だが、なかなかひねりの効いたラブストーリーになりそうだ。
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