逃げるは恥だが役に立つのドラマレビュー・感想・評価
定期的に、この2人に会いたくなる
結婚という制度は本当に不思議な制度だなと、このドラマを観ると思う。この作品は、家事代行から始まる契約結婚という題材を扱っているが、本当の結婚も役所に届ける契約である。実際に家事をして一緒に暮らしているという事実には変わりがない。そこに愛があるかどうかが違うと言うことなのかもしれないが、一緒に時間を過ごすことでこの2人は愛し合っていく。一方で、愛のない結婚もある。
結婚制度は専業主婦制を中心にした核家族を維持するために最適化されすぎている。だから、女性の社会進出と食い合いが悪い。社会進出がうまくいかない主人公のみくりは、契約結婚で「就職」する一方、叔母は会社でキャリアを伸ばしているが結婚はできなかった。社会税度のゆがみを背景に快活なラブコメディを作り上げた手腕が見事。
星野源と新垣結衣の偽装カップルはどこまでもかわいい。キャラクター造形がすごく良いからこそ支持されているのは間違いない。僕が久しぶりにこのドラマを見たのも、この2人にもう一回会いたくなったから。
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