ミスター・サンシャインのドラマレビュー・感想・評価
激動の朝鮮下で、歴史に翻弄されながら必死に生きる4人のラブストーリーは、涙なしには見れない
冒頭から暗闇の中、エシンとユジンが銃を持って屋根を飛び回るシーンは、音楽も相まって心が躍動する。そして、電灯が灯り、2人が見つめ合うシーンは、とても美しく一気にドラマに引き込まれていった。
エシンとユジンの恋愛模様は、まさにプラトニックラブ。恋文のやり取りや海辺でのデート、池での魚釣りは、身分の違いや激動の歴史の狭間で、とてもピュアで美しかった。
後半は、日本の統治が激化する。卑劣な日本の所業に目も当てられない。歴史的事実だし、ドラマだからと割り切って見ていたが、日本人として心が傷んだ。
エシンを命がけで守るユジン、ドンメ、ヒソン。彼らの人生を狂わすほどの魅力がエシンにはあるに違いない。財閥のお嬢様なのに、朝鮮のために義兵となり銃を持つ。強い信念を持ち、危険を顧みないところが、ついつい支えたくなるのだろう。
自国のために命を投げ打って戦うエシンや民衆たちの姿に感動すること間違いなし。
ドラマは朝鮮王国末期の19世紀から20世紀初頭まで。 ファンタジー...
ドラマは朝鮮王国末期の19世紀から20世紀初頭まで。
ファンタジーも入ったフィクションでもあるのだが、歴史の実際の事件や人物をもとにしているそう。朝鮮系の米軍の将校も年代は若干違うが実際にいた韓国系米軍人がモデル。義兵の写真も韓国では有名な実際の写真をもとにしてる。
非常に重くてつらいテーマなのだが、主役の両班の令嬢(キム・テリ)と米軍将校(イ・ビョンホン)のロマンスがあるし、道化役の役者もでてくる。
キム・テリを想うユ・ヨンソクと、ピョン・ヨハンの方がキャラが強いのでイ・ビョンホンより目立っていた。特にピョン・ヨハンの演技はよかったと思う。有名俳優が多数出演。
43億円もかけ製作したドラマなので気合が入ってる。
19世紀に日本の江戸幕府が米によって無理やり開国させられたように、朝鮮も列強が押し寄せ、日本から侵略された。
朝鮮王国が崩壊していくなかで、国を守るために立ち上がって義兵になった人達と、朝鮮トップの両班のお嬢様も義兵になり戦う話。
ドラマは1907年の日露戦争までの話なので、まだ日韓併合まで3年なのだが、すでに19世紀から日本が朝鮮でひどい侵略や虐殺をしていたかが描かれている。1万円札の渋沢栄一がつくった朝鮮銀行が朝鮮の貨幣制度と経済を破壊していく状況もでてきている。
日本人だけではなく、日本の手下になって策略をめぐらした朝鮮人達もでてくる。そういう朝鮮人達がいたのは事実で、朝鮮人の抑圧への手先となった。その役を演じたキム・ウィソンは戦中の日本人の権力者にこういう人いたなあ、と思うほど風貌や態度や顔つきがうまいし、日本語もうまかったのでびっくりした。(キム・ウィソンは日本語話せないそうだ)
在日の俳優が何人が出ていてその人達は日本語はもちろんうまいが、大半の日本人役を韓国人俳優がやっていてアクセントが変。日本に長く住んでいて日本名を持っている朝鮮人役の俳優も日本語そんなにうまくない。
たぶん抗日の映画に出るのを日本人俳優が断ったので、韓国人俳優をつかったのだと思う。
日本の店、食べ物も違和感あるし、着物や着物の着方もゲイシャみたいだし、ハリウッド映画にでてくる日本人ぽい感じがするので、それが嫌だと思う日本の視聴者もいるかと思う。でもそれなら、日本人俳優が出演するべきかと。
日本がまだ統治する前の朝鮮でどれだけひどい事をしてきたかがわかる。現実よりはもっとソフトに描いてるのかもしれないが。
日本を悪く描いている反日映画だ、と拒絶してしまう人もいるかもしれないが、日本が朝鮮や韓国にした加害は史実。だからこういうドラマも見た方がいいと思う。
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