モーツァルト・イン・ザ・ジャングルのドラマレビュー・感想・評価
品位に欠けるオーケストラ・コメディ
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プロのオーボエ奏者ブレア・ティンドールがクラシック業界のスキャンダラスな裏側をつづった小説「Mozart in the Jungle:Sex, Drugs, and Classical Music」を原作に、ニューヨーク交響楽団を描く、第73回ゴールデングローブ賞テレビの部ミュージカル/コメディ・シリーズ部門で、作品賞と主演男優賞(ガエル・ガルシア・ベルナル)を受賞した米Amazonスタジオ制作のミュージカル・コメディ。とりあえず、エピソード3まで観たがニューヨーク交響楽団での演奏に憧れるオーボエ奏者のヘイリー(ローラ・カーク)と新任指揮者のロドリゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)を中心に物語が進んでゆきます。
オーケストラの生々しいリハーサルシーンなど音楽ファンには受けるでしょう、ストリートで小銭を稼ぐヘイリーのオーボエは見事だし、ロドリゴが病室で弾くバイオリンも良かった、ただ、タイトルに惹かれて観たのだが、全部を観れば分かるのかもしれないがモーツアルトもジャングルも出てこなかったので今のところ意味不明、解説ではクラシック業界の厳しい競争社会や、混沌とした状況をジャングルに例え、その中で生きる天才をモーツアルトに模したらしい。クラシック業界を描くにはちょっと品位に欠けるコメディなので続きを観るかは迷っています・・。