ハッシュ　沈黙注意報

このドラマを見る前に「共犯者たち」という韓国のドキュメンタリー映画をぜひ見てほしい。それにそのメディアの弾圧で解雇されたTV局や新聞社の社員たちの実際の姿が出てくるので。これを見てから、このハッシュのドラマを見るとよく理解できると思う。

李明博政権と朴槿恵政権が韓国のメディアを大弾圧したのは事実である。
大手メディアも社長等の幹部やプロデューサーやデスクやジャーナリストの多くをクビにし、政府の犬とすげかえたのだ。
このドラマはその弾圧で骨抜きにされ窓際に追いやられたジャーナリストたちの何年か後の話である。

主要人物である新人女性記者（ユナ）はMBCのプロデューサーの娘だが、父がメディア弾圧で不当解雇され抗議デモしていたが自殺に追い込まれた。
これも実際にMBCやKBS等の大手メディアは多数が弾圧で突然解雇された。何年もデモをしたが結局さらなる弾圧で苦しめられ、経済的にも苦しくなった。

韓国の熾烈な競争の中で地方大出身ということで、有能な女性インターンが消えたとこは泣いた。

ジャーナリストとは何か、権益や自己防衛の為に政府の為によいしょ記事を書くメディアが多くなったなか、弾圧ですっかり廃人のようになってた記者たちがジャーナリスト魂を取り戻して権力と闘っていく姿に感動した。