Dr.HOUSE シーズン1 : 特集
1:症状の原因を探る謎解きモノ!
その症状はなぜ起きているのか? ハウス医師の持論は「患者は嘘をつく」。彼のチームは、患者の言葉には頼らずに、複数の仮説を立てて実証を試み、破れては別の仮説を立てて、予想もしなかった意外な原因にたどり着く。その過程は、まさに謎解きミステリー!
2:ハウス医師のキャラが超ユニーク!
ハウス医師は、上司にも部下にも患者にも毒舌をふるうイヤなヤツ。患者に接するのが大嫌いで、それを隠しもしない。上司には文句を言われるが、仕事面で天才的能力を持っているのでクビにはならない。そんなハウス医師の自分勝手な言動が、かなり痛快。しかし、実は彼はシャイで優しい心の持ち主なので、ドラマの最後には観客の心をあたたかくしてくれる。
この超ユニークなハウス医師を魅力的に演じているのが英国人俳優ヒュー・ローリー。彼の素顔はかなりハウス医師に似ている?
・ヒュー・ローリーの出たハリウッド大作といえば99年、02年の「スチュアート・リトル」シリーズが有名。人間の言葉をしゃべる小さなネズミを養子にする一家のやさしい父親を演じていたのがローリーなのだ。
・1959年6月11日、英国オックスフォード生まれの50歳。4人兄弟の末っ子で、弁護士の兄と姉2人がいる。
・由緒あるパブリック・スクール、イートン校を卒業、ケンブリッジ大学のセルウィン・カレッジで考古学と文化人類学を学んだインテリ。
・大学時代に「ケンブリッジ・フットライツ」という歴史的コメディ集団に参加。やはりこの集団に参加した女優エマ・トンプソンと一時交際していたことがある。今はよき友人同士。後にエマと結婚したケネス・ブラナー監督の「ピーターズ・フレンズ」でエマと共演している。
・愛妻家で妻ジョー・グリーンと89年に結婚、88年生まれの息子チャールズ・アーチボルド、91年生まれの息子ウィリアム・アルバート、93年生まれの娘レベッカ・オーガスタがいる。シーズン1撮影時、家族は英国にいたが、シーズン2以降はロサンゼルスで一緒に暮らしている。家庭に恵まれているところが、独身のハウス医師とはちょっと違う。
・自転車が大好きなのはハウス医師と同じ。普段でも移動には自転車を使う。自転車用のヘルメットをしていると誰も自分に気づかないところも気に入っているとのこと。
・音楽好きで、ピアノ、ギター、ドラム、ハーモニカ、サックスを演奏する。バンド16:9もやっている。メンバーは「エイリアス」のグレッグ・グランバーグ、「デスパレートな妻たち」のジェームズ・デントン、「The Bachelor」のボブ・ガイニー。ハウス医師は番組中でピアノを演奏するが、あれはヒュー自身の演奏。
・小説を2冊出版している。96年にスパイ小説「The Gun Seller」、98年にユーモア小説「The Paper Soldier」を出版。
・意外な音楽クリップに出演している。86年のケイト・ブッシュの「Experiment IV」、92年の元ユーリズミックスのアニー・レノックスの「Walking on Broken Glass」で彼の姿が見られる。
・ローリーはクリント・イーストウッドが好き。彼は大学時代にイーストウッドの「ダーティ・ハリー」を見て衝撃を受け、この「Dr.HOUSE」でハウスを演じる際に、ダーティ・ハリーの「孤独な正義の男」という要素をこの役に取り入れようと思ったと語っている。