全米映画ランキング : 2023年12月22日~2023年12月24日

全米映画ランキング:2023年12月25日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2023年12月22日~2023年12月24日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 アクアマン 失われた王国

Aquaman and the Lost Kingdom
「アクアマン 失われた王国」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 28,100,000 28,100,000
2 1 ウォンカとチョコレート工場のはじまり

Wonka
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 17,700,000 75,202,717
3 FLY! フライ!

Migration
「FLY! フライ!」

Universal
(東宝東和)

1 12,310,000 12,310,000
4 恋するプリテンダー

Anyone But You
「恋するプリテンダー」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 6,235,000 6,235,000
5 SALAAR サラール

Salaar
「SALAAR サラール」

Prathyangira Cinemas
(ツイン)

1 5,481,000 5,481,000
6 アイアンクロー

The Iron Claw
「アイアンクロー」

A24
(キノフィルムズ)

1 5,059,776 5,059,776
7 3 君たちはどう生きるか 3 3,154,405 30,581,661
8 2 ハンガー・ゲーム0 6 3,150,000 152,462,500
9 4 ゴジラ-1.0

「ゴジラ-1.0」

Emick
(東宝)

4 2,740,000 40,357,817
10 Dunki

Dunki

Yash Raj Films

1 2,712,811 3,590,286

「アクアマン 失われた王国」首位スタート! イルミネーション新作「FLY! フライ!」は3位

12月第4週、クリスマスを迎えた北米映画市場の興行成績は、過去と比較するとかなり低調な結果となり、市場全体の累計興行収入は、2020年のコロナ禍以降の同時期で最低となりました。

週末3日間の興収ランキングでは、DCコミックスのヒーロー、アクアマンを主人公にしたシリーズ続編「アクアマン 失われた王国」(ワーナー)が、首位を獲得。ジェイソン・モモアが海底アトランティスの王アクアマン役で続投し、パトリック・ウィルソン、ニコール・キッドマン、アンバー・ハードら、前作のメンバーが集結しました。アクアマンへの復讐を誓うブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が、世界を滅亡させる力を持つ伝説の古代兵器ブラック・トライデントを発見。アクアマンは、前作で戦った弟オーム(ウィルソン)に助けを求めます。ジェームズ・ワン監督が再びメガホンをとりました。製作費2億1500万ドルに対し、週末3日間で興収2800万ドルを記録。これは、前作のオープニング興収(6700万ドル)と比較すると。半分以下の数字です。

2位は、ティモシー・シャラメ主演の「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(ワーナー)。上映館数を拡大し、週末3日間で興収1700万ドルをあげました。製作費1億1500万ドルに対し、累計興収は7500万ドルを突破しました。シャラメは、第81回ゴールデングローブ賞の最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ)にノミネートされています。

アニメーションスタジオ、イルミネーションの第14作「FLY! フライ!」(ユニバーサル)は、3位に初登場。渡り鳥なのに、一度も移動をしたことがないカモの一家が挑む、約3000キロにおよぶ冒険を描きます。クメイル・ナンジアニがカモ一家の父親マック、ダニー・デビートが叔父ダンの声を務めています。製作費7000万ドルに対し、週末3日間で興収1700万ドルを記録し、同スタジオ史上で最も低いオープニング成績となりました。

4位は、シドニー・スウィーニー(「マダム・ウェブ」)とグレン・パウエル(「トップガン マーヴェリック」)が共演したロマンティックコメディ「Anyone But You(原題)」(ソニー)。ふたりは、オーストラリアでの結婚式を控えるも、互いへの情熱を感じなくなってしまった新婚カップルを演じました。監督は、「ピーターラビット」シリーズのウィル・グラック。製作費2500万ドルに対し、週末3日間で興収620万ドルをあげました。

5位は、インドのアクションスリラー「Salaar Part 1 - Ceasefire(原題)」(Prathyangira Cinemas)。プラバース(「バーフバリ」シリーズ)が主演を務め、死にゆく友人との約束を守るため、ほかの犯罪組織に立ち向かうギャングのリーダーを演じました。監督は、「K.G.F」シリーズのプラシャーント・ニール。7000万ドル以上の製作費に対し、週末3日間の興収は540万ドルを記録しました。

ザック・エフロンが主演した「アイアンクロー」(A24)は、6位デビュー。エフロンとジェレミー・アレン・ホワイトが、伝説的なプロレスラー一家であるフォン・エリック家の兄弟を演じました。週末3日間で、製作費の約3分の1にあたる興収500万ドルを稼ぎ出しました。10位は、インドのコメディ「Dunki(原題)」(Yash Raj Films)。イギリスへ行くことを夢見る、パンジャブに住む友人同士の4人に、ある兵士が夢を叶えることを約束します。製作費1400万ドルに対し、週末3日間のオープニング興収は270万ドルをあげました。

2023年12月25日更新 編集部

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