奇妙な道化師は観光客を次々と殺害する狂気の殺人鬼　スペインホラー「べネシアフレニア」4月21日公開

（C）2021POKEEPSIE FILMS S.L - THE FEAR COLLECTION I A.I.E

スペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の最新ホラー「べネシアフレニア」が4月21日公開される。このほど日本版アートワーク、特報映像、メイン画像が披露された。

イタリアの“ジャーロ映画”へのオマージュをちりばめながら、近年世界各国で社会問題化している「オーバーツーリズム」を起点に巻き起こる狂気の連続殺人鬼との対決をスタイリッシュな映像で描く。

クエンティン・タランティーノも絶賛したバイオレンス・アクション・スリラー「気狂いピエロの決闘」（2010）でベネチア国際映画祭の監督賞・脚本賞を受賞したイグレシア監督のほか、「REC　レック」シリーズの撮影監督を務めた俊英パブロ・ロッソ、スペイン版アカデミー賞とも称されるゴヤ賞のノミネート常連で、「白鯨との闘い」などのハリウッド大作も手掛けるロケ・バニョスら一流スタッフが集結している。

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結婚を間近に控えたスペイン人のイサと友人たちは、独身最後に羽目を外そうと、カーニバルで賑わうイタリア・ベネチアを訪れる。しかし、到着した彼女たちを待ち受けていたのは「観光客は帰れ」というプラカードを掲げた大勢の人々。近年ベネチアでは、観光客の増加による環境悪化が社会問題になっていたのだ。

それでも気を取り直して観光を楽しもうとするイサたちが乗り込んだボートに、突然カーニバルの衣装を着た奇妙な道化師が同乗してくる。彼女たちはその不気味な雰囲気さえも楽しもうとするのだが、道化師は観光客を次々と殺害する狂気の殺人鬼だった。浮かれたイサの仲間たちは、殺人鬼の標的となり一人また一人と姿を消してゆく。

「ベネシアフレニア」は、4月21日から新宿バルト9ほか全国公開。

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