ロマンポルノ50周年記念企画 年上好きの主人公が同僚とベランダで…松居大悟監督「手」ポスター&予告編
2022年7月22日 21:00
日活が1971年に製作を開始した「日活ロマンポルノ」50周年記念プロジェクトの一企画「ROMAN PORNO NOW(ロマンポルノ・ナウ)」のもとで製作された、松居大悟監督作品「手」(9月16日公開)の予告編とポスターが公開された。主題歌はRing Ring Lonely Rollssによる書き下ろし新曲「スロウタイム」。
本作は、山崎ナオコーラ氏の小説が原作で、「ちょっと思い出しただけ」(22)の松居監督が、20代のリアルな男女の姿を等身大の男女の関係を繊細かつ大胆に描き出す。おじさんの写真を撮ってはコレクションするのが趣味のさわ子(福永朱梨)。これまで付き合ってきた男性はいつも年上ばかりなのに、父とはなんだか上手く話せずギクシャクしていた。そんな時、同年代の同僚・森(金子大地)との距離が縮まっていくにつれ、さわ子の心にも徐々に変化が訪れる――。
予告編では、同僚の森との距離が近づく過程と共に、家族との関係に思い悩み、そして上司ともかけ引きをしながら、愛とは何かを自身に問いかけるさわ子の、悩める感情を捉えた映像となっている。部下のさわ子に心惹かれていく、冴えない上司役を演じる津田寛治の姿、父と仲が良く自由で無邪気な妹を演じる大渕夏子、そしてさわ子には関心が無いような素振りを見せる父を演じる金田明夫も確認できる。ポスターは、下半身のみ下着姿のさわ子と森がベランダで幸せそうに寄り添う姿が切り取られている。
主題歌の「スロウタイム」はRing Ring Lonely Rollss が松居監督と制作陣からオファーを受け、本作のために書き下ろした新曲。映画の主題歌を担当するのは今回が初となり、デジタルシングルとして7月27日から配信される。なお、本作は、今年47回目を迎える日本で一番古い映画祭で、日本の映画史に寄り添ってきた湯布院映画祭への出品が決定している。
ロマンポルノ50周年記念プロジェクト松居大悟監督作「手」は9月16日公開、白石晃士監督作「愛してる!」は、9月30日公開、金子修介監督作「百合の雨音」は10月14日公開。
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