岡田准一が“狂犬”演じる「ヘルドッグス」に松岡茉優&北村一輝&大竹しのぶ!

2022年4月4日 12:00


松岡茉優はグリーンヘアが特徴的な、ヤクザ組織のボスの愛人役
松岡茉優はグリーンヘアが特徴的な、ヤクザ組織のボスの愛人役

松岡茉優北村一輝大竹しのぶが、岡田准一原田眞人監督が再タッグを組む「ヘルドッグス」に出演していることがわかった。松岡は、関東最大のヤクザ組織「東鞘会・神津組」のボスの愛人、北村は「東鞘会」の最高幹部、大竹は組織に恨みを抱える潜入捜査員の連絡係を演じる。

岡田と原田監督が「関ヶ原」「燃えよ剣」に続き3度目のタッグを組む本作は、深町秋生氏の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)を映像化するもの。岡田は、正義も感情も捨て、腕っぷしひとつでヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警察官・兼高昭吾を演じる。あるトラウマを抱え、復讐にのみ生きており、その狂犬ぶりに目をつけた警察組織から、「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要される。共演する坂口健太郎は、死刑囚の息子という境遇ゆえに深い闇を抱え、組織内でも誰も手がつけられない制御不能な男・室岡秀喜を体現する。

警察のデータ分析によると、兼高と室岡の相性は98%。警察は兼高に、室岡に喧嘩を売ることをきっかけに、組織へ潜入するよう指示する。ふたりは最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで上りつめ、お互いになくてはならない存在となっていく。しかし兼高は、室岡に「潜入捜査」という真の目的は明かせない。やがてふたりは、予測不能な展開に巻き込まれていく。

松岡が演じるのは、兼高と室岡が所属する「東鞘会・神津組」のボスの愛人・吉佐恵美裏(きさ・えみり)。刺激が大好きで挑発的な、グリーンヘアが特徴的なキャラクターだ。松岡は「台本を読んだ時に、私が平成生まれで、女性だからこそ、今の新しい価値観の子たちが見たときにギャップを感じない、さらに共感を得るキャラクターにできたらいいなと思いました」と語る。さらに自身のイメージを覆すような、艶っぽさと怪しさをあわせ持つビジュアルについて、「赤いリップを引きたいと思ったんです。口紅が赤なら髪は補色の緑だと、ちょっと目で追っちゃう色合いだなと思って。赤の補色であれば、最初は青ということも考えましたが、ゆっくり青緑になっていき、最終的に緑の髪色になりました」と、こだわりを明かした。

北村は、「東鞘会」の最高幹部である「東鞘会三羽烏」のひとりで、人情に厚い組長・土岐勉(とき・つとむ)役。全身に龍の和彫りの刺青を入れ、ビンテージのバーバーチェアで行う散髪タイムを大事にしている。「最初に脚本を読んだ時はハードボイルド、男の世界の話なんだと思いました。自分にとっても本当に久しぶりで、少し懐かしいなと思いながら読ませていただいて。その中で土岐という、人間性が結構かっこよかったりする、筋が通っていて、非常に魅力的な役だなと思いました」と、役の魅力を紐解いた。

大竹は、「東鞘会」への恨みを持つ潜入捜査員の連絡係・衣笠典子(きぬがさ・のりこ)に扮した。警察と兼高を繋ぐ重要な役割を担いながら、マッサージ師として組織内部にも入り込んでいる、謎めいた役どころだ。初参加となった原田組に、「撮影は緊張感があり、映画を撮っているんだなって実感することが出来ました」と明かす。久々の共演となった岡田については、「岡田さんは全然変わらず、初めてご一緒した当時に戻ったみたいで楽しかったです。『全く変わってないね』と話したら、私も変わってないと言われて、撮影の合間は色々な思い出話に花を咲かせました」と、再会を喜んだ。

ヘルドッグス」は、9月16日に公開される。新たに発表されたキャスト陣のコメント(全文)は、以下の通り。


松岡茉優
台本を読んだ時に、私が平成生まれで、女性だからこそ、今の新しい価値観の子たちが見たときにギャップを感じない、さらに共感を得るキャラクターにできたらいいなと思いました。恵美裏は魅力的で頭が良くて、私も憧れてしまうような女性です。作品は本当に岡田さんの、日本人最強の動きが随所に、そして今回はもう右にも左にもとても強いキャラクターなので、最強っぷりが堪能できますし、それに食らいついている坂口くんがまたミステリアスで、対比がすごく良いんです!

北村一輝
最初に脚本を読んだ時はハードボイルド、男の世界の話なんだと思いました。自分にとっても本当に久しぶりで、少し懐かしいなと思いながら読ませていただいて。その中で土岐という、人間性が結構かっこよかったりする、筋が通っていて、非常に魅力的な役だなと思いました。アクションというのはなにも戦っているところだけのシーンではなく、全体的な動きであったり、その空気感というのを、監督がこだわっていたりしましたので、そこは僕も個人的に見てみたいところです。

大竹しのぶ
撮影は緊張感があり、映画を撮っているんだなって実感することが出来ました。岡田さんは全然変わらず、初めてご一緒した当時に戻ったみたいで楽しかったです。「全く変わってないね」と話したら、私も変わってないと言われて、撮影の合間は色々な思い出話に花を咲かせました。台本を読むと、とても怖いシーンが次々に出てくるんですけれど、先を読まずにはいられない気持ちにさせられます。出てくるキャラクターも、みんなどこか寂しくて魅力ある人たちなので、とにかく楽しみにしてほしいなと思います。

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