ドニー・イェンVSニコラス・ツェー 「るろ剣」谷垣健治が参加した「レイジング・ファイア」12月24日公開
2021年11月1日 12:00
ドニー・イェンとニコラス・ツェーがダブル主演を務め、中国で公開された香港映画で歴代1位となる興行収入220億円を突破した「レイジング・ファイア(英題)」が、「レイジング・ファイア」の邦題で、12月24日に公開されることがわかった。イェンの盟友で、「るろうに剣心」シリーズや「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」の谷垣健治がスタントコーディネーターを担当した。
本作は、「香港国際警察 NEW POLICE STORY」「新少林寺 SHAOLIN」で知られ、2020年に逝去した香港アクション映画界の巨匠ベニー・チャンの遺作。正義に燃える警官チョン(イェン)と、復讐に燃える元警官ンゴウ(ツェー)の死闘が描かれる。中国の興行収入ランキングで4週連続1位という大ヒットを記録。10月30日に開幕した第34回東京国際映画祭のガラ・セレクションに出品されている。
何年も追い続けた極悪犯ウォンの薬物取引に踏みこもうとしていたチョン警部は、直前になって作戦から外される。作戦は決行されるが、警察の動きを熟知した何者かが、捜査官たちをウォンの一味もろとも惨殺し、ブツを奪った。捜査線上に浮かび上がったのは、元エリート警察官で、チョンを師のように慕っていたンゴウと彼の元部下たち。さかのぼること4年前、チョンとンゴウを永遠に引き裂く事件が起きていた。
物語の見どころは、迫真の一騎打ち、ナイフバトル、カーチェイスと銃撃戦、ラスト15分の壮絶な死闘など、圧巻のアクション。チャン監督とは長年の付き合いがあったイェンは、プロデューサーに名を連ね、アクション監督も務めた。「ベニーと僕が長年に渡ってアクション映画で経験したことの集大成さ。これまでのアクション映画に対する彼のビジョンが現れている」と語った。
あわせて披露されたポスターでは、「正義の怒りに燃える警察」「復讐の怒りに燃える狂獣」というコピーとともに、チョンとンゴウが鋭い眼光で対峙。燃え盛る激しい炎が、ふたりの姿を包んでいる。
「レイジング・ファイア」は、12月24日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。