「いい子じゃなくても、抱きしめて。」 小川紗良の長編初監督作「海辺の金魚」6月25日公開&キャスト発表
2021年3月3日 15:00
女優、文筆家として活動する小川紗良の長編初監督作品「海辺の金魚」が、6月25日に公開されることがわかった。“金魚の日”である本日3月3日、キャストとティザービジュアルもお披露目された。
早稲田大学在学中に是枝裕和監督に師事し、自主製作映画3作品全てが映画祭への入選を果たすなど、高い評価を得た小川監督。脚本と編集も担う本作では、児童養護施設で暮らす少女たちの世界と心の成長を描き出す。鹿児島・阿久根市の全面協力のもとで撮影された。
「よこがお」「脳天パラダイス」の小川未祐が、児童養護施設で日々を送る18歳の花役を務める。ロケ地・阿久根のオーディションで選ばれた花田琉愛が、花と同じ施設に入所してきた8歳の少女・晴海、芹澤興人が施設長・タカ兄、福崎那由他が花の同級生で数少ない友人である貫太、山田キヌヲが花の母を演じることが、新たに発表された。
ティザービジュアルは、「いい子じゃなくても、抱きしめて。」という子どもたちの心の叫びを表現しているかのようなコピーを活写。児童養護施設で孤独を感じながら過ごす花と晴海が、徐々に心を通わせてゆく海辺での印象的なカットが使用されている。スチールとして参加した写真家・川島小鳥によって撮影された。
「海辺の金魚」は、6月25日から東京・新宿シネマカリテほか全国公開。