タイムループ×ラブコメ×バカンス！　2人なら永遠に“今日”でも構わない!?「パーム・スプリングス」予告

(C)2020 PS FILM PRODUCTION,LLC ALL RIGHTS RESERVED.

第78回ゴールデングローブ賞で、作品賞と主演男優賞（ともにコメディ／ミュージカル）にノミネートされた「パーム・スプリングス」のポスターと予告編がお披露目された。同作は、米カリフォルニアの砂漠のリゾート地パーム・スプリングスを舞台にしたタイムループラブコメディ。ポスターには「2人なら永遠に“今日”でも構わない!?」というコピーがポップに配されている。

2020年のサンダンス映画祭でプレミア上映された本作は、結婚式で出会ったお調子者の青年ナイルズと、花嫁の姉サラが、一度眠りに落ちると、結婚式の日の朝にリセットされるというタイムループに囚われるさまを描き出す。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ほとんどの映画館が営業されないなか、ドライブインシアターで限定公開され話題をさらった。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」で94％というハイスコア（2月4日時点）を叩き出し、世界の映画祭で26のノミネート、7の受賞を記録している。

予告編では、シンディ・ローパーの名曲「タイム・アフター・タイム」とともに、結婚式のパーティでロマンチックなムードになったナイルズとサラを活写。しかし次の瞬間、突然ナイルズが謎の襲撃を受け、肩を矢で射抜かれてしまう。負傷したナイルズは奇妙な洞窟へと逃げこみ、サラも後を追うが、赤い光に包まれ目覚めると、結婚式当日の朝に戻っていた――。

さらにナイルズは、「よくあるタイムループものだよ。みんな好きでしょ？」と笑みを浮かべ、すでに数えきれないほど“今日”を繰り返していると告白。ループから抜け出そうと奮闘するサラ、諦めきって楽しむナイルズの永遠に続く“今日”の数々が、デビッド・ボウイの「Oh! You Pretty Things」にのせてゆるく、コミカルに切り取られている。

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ポスターは、砂漠の真ん中にある、タイムループを暗示するかのような長いプールをとらえたもの。サラとナイルズがカラフルな浮き輪の上でビールをあおる、リゾート感満載の1枚となった。

ナイルズ役で第78回ゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされたのは、アンディ・サムバーグ。かつてドラマ「ブルックリン・ナイン-ナイン」で、第71回の同賞テレビ部門の主演男優賞（コメディ／ミュージカル）に輝き、第76回には司会を務めるなどゆかりが深く、映画部門での受賞にも期待が寄せられている。そのほかクリスティン・ミリオティ（「さらば！2020年」）がサラ、J・K・シモンズ（「セッション」）がナイルズを襲撃する謎の老人を体現。新鋭マックス・バーバコウが、本作で長編監督デビューを果たした。

「パーム・スプリングス」は、4月9日に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。なお2月12日から、上映劇場でオリジナルビジュアルのムビチケカードが販売される。

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