ジョージ・クルーニー、J・R・モーリンガーの回顧録「The Tender Bar」映画化を監督

2020年8月5日 15:00


ジョージ・クルーニー
ジョージ・クルーニー

[映画.com ニュース] ジョージ・クルーニーが、米アマゾン・スタジオの新作「The Tender Bar(原題)」を監督することがわかった。

米Deadlineによれば、脚本は「ディパーテッド」「オブリビオン」のウィリアム・モナハンが執筆。クルーニーは現在アマゾンと交渉中で、製作パートナーのグラント・ヘスロブとプロデュースも手がけるという。

「The Tender Bar(原題)」はピュリッツァー賞受賞ジャーナリストで作家のJ・R・モーリンガーの同名回顧録が原作。米ニューヨーク州ロングアイランドで、おじの経営する酒場の常連客のなかに、父親的な存在を求めていたモーリンガーの若き日々が描かれている。もともと米ソニー・ピクチャーズ製作、セオドア・メルフィ監督で映画化される予定だったが、進捗がなく企画がアマゾンの手に渡った。

クルーニーは、次回作としてダニエル・ジェームズ・ブラウン著のノンフィクション「ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち ボートに託した夢」を米MGMが映画化する「Boys in the Boat(原題)」のメガホンを検討していた。同作は、1936年のベルリンオリンピックでワシントン大学ボート部が金メダルを獲得した実話を描く作品だが、新型コロナウイルスの影響を鑑みて、この時期に撮るのは相応しくないと判断したようだ。

替わって次回作となった「The Tender Bar(原題)」は、クルーニーが監督、製作を手がけるが、出演も兼ねるかは明らかになっていない。

クルーニーは現在、自身が監督・製作・主演を務め、作家リリー・ブルックス=ダルトンのSF小説「世界の終わりの天文台」を映画化するNetflixの新作「The Midnight Sky(原題)」を製作中。人類滅亡の危機に瀕した世界を舞台に、北極圏の天文台にいる孤独な老学者オーガスティン(クルーニー)が、撤収便に乗れず取り残された幼い少女を見つけて保護する物語と、ミッションを終えた木星探査船の乗組員サリー(フェリシティ・ジョーンズ)が、地球との交信が途絶えるなか帰還を目指す物語を描く。Netflixで今年配信の予定。

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