「クレイジー・リッチ!」原作者の新刊「Sex and Vanity」が映画化
2020年7月25日 17:00
[映画.com ニュース] 全米で大ヒットしたロマコメ映画「クレイジー・リッチ!」の原作者ケビン・クワンの新刊小説「Sex and Vanity(原題)」が、映画化されることがわかった。米ソニー・ピクチャーズとSKクローバルが、原作の映画化権を獲得した。
SKクローバルは、クワンによるベストセラー3部作「クレイジー・リッチ・アジンズ」の第1巻を2018年に映画化。ジョン・M・チュウ監督、コンスタンス・ウー、ヘイリー・ゴールディング主演で、シンガポールを舞台に恋人とセレブ一族との間で揺れる独身女性(ウー)の葛藤と成長を描いた同作は、メインキャストが全員アジア系という異例のハリウッド映画として注目を集め、北米興収1億7500万ドルを記録した。
新刊「Sex and Vanity(原題)」は、中国系アメリカ人の母とニューヨークの名家出身の父を持つヒロインが、家族も後押しする白人の婚約者がいながらも、数年前にカプリ島で出会った相手ジョージ・ザオと再会して思いが再燃してしまう。E・M・フォースター原作の映画「眺めのいい部屋」にオマージュを捧げながら、2つの文化の交わりをコミカルに描いた現代的なラブストーリーだという。米ハリウッド・レポーターによれば、映画はクワンとSKクローバルのジョン・ペノッティがプロデュースする。
Photo by Emma McIntyre/Getty Images