米大手シネコン「シネマーク」6月19日から段階的に営業再開

2020年6月10日 09:00


マスクなしの観客を受け入れる方針に対しては批判の声も
マスクなしの観客を受け入れる方針に対しては批判の声も

[映画.com ニュース] 米大手シネコンチェーンのシネマークが、6月19日(現地時間)から段階的に営業を再開することになった。米The Wrapが報じている。

アメリカで第3位のシェアを誇るシネマークのマーク・ゾラディ最高経営責任者は、株主・投資家向けの電話説明会で、6月19日から4段階の再開計画を実行に移すと発表。はじめはテキサス本社のある周辺の映画館から再開し、1週間ごとに館数を増やし、7月10日にすべての映画館をオープンするという。

観客の座席間隔を開ける、1回の上映ごとに消毒を行うなどの安全対策を行うとしているが、マスクの着用は義務ではないと説明。従業員は全員マスクをつけるというものの、マスクなしの観客を受け入れる方針に対しては批判の声が寄せられている。

なお、新型コロナウイルス感染拡大による相次ぐ公開延期により新作映画がない状態だが、クリストファー・ノーラン監督の最新作「TENET テネット」が全米公開される7月17日までにはフル稼働が間に合いそうだ。その後は、「ムーラン」(7月24日公開)や「ワンダーウーマン 1984」(8月14日公開)といった注目作の全米公開が控えている。

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