鶴瓶、声優は「グルーだけでええわ」も“兄”生瀬にはライバル心
2017年7月22日 12:10
[映画.com ニュース] 米イルミネーションスタジオの最新アニメ映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」の日本語吹き替え版で声優を務めた笑福亭鶴瓶、松山ケンイチ、中島美嘉、芦田愛菜、生瀬勝久らが7月22日、公開記念舞台挨拶を東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行った。
シリーズ3作目で、主人公のグルーを担当している鶴瓶は「ずっとミニオンに(おいしいところを)取られてムカついていたけれど、ようやくグルーをやらせてもらって良かったと思ったわ」と納得の表情。宿敵バルタザール役で新たに参加した松山も、「もともとファンなので、グルーの声は鶴瓶さんしか考えられない。声や演技の強さにすごくひかれる」と大絶賛し、鶴瓶は細い目をさらに細めた。
だが、グルーの双子の兄ドルー役でこちらも新たに加わった生瀬に、「事務所の社長にあんまりうまくないって言われていましたよね」と暴露された途端に不機嫌に。「もともと芝居は上手じゃないですって。身内やで。これからドラマも入るのに、自信なくすわ。声優はもうグルーだけでええわ」と嘆いた。
しかし、実際にミニオンの人気は衰え知らずで、ユニバーサルスタジオジャパンの「ミニオンパーク」は6時間待ちになるほど。芦田や声優の須藤祐実、矢島晶子にキャラクターの声で「グルー、連れて行って」とせがまれた鶴瓶は、「すぐ声、出せんねんな。声優さんって、やっぱりすごいわ」と感心しきりだ。
映画もシリーズ継続の可能性は高く、鶴瓶は「ドルーがミニオンをどっかに連れて行ったから、次があったらまたあいつが出てくる可能性がある。そこが気がかり」と、生瀬にライバル心。生瀬も、「なるべく顔を隠しながら仕事をしたいので、声の仕事はまたやりたいです」とどん欲な姿勢を見せていた。