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伊コメディ「神様の思し召し」ファルコーネ監督、宗教をテーマにした理由は?

2015年10月28日 15:55

エドアルド・ファルコーネ監督「神様の思し召し」

エドアルド・ファルコーネ監督
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[映画.com ニュース] 第28回東京国際映画祭コンペティション部門出品作「神様の思し召し」が10月28日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、エドアルド・ファルコーネ監督が会見した。

腕はピカイチだが、自信過剰で傲慢な外科医のトンマーゾ。裕福に暮らし、世の中は自分の思い通りだと思っているが、ある日、息子に意外な告白をされ、彼の人生観に狂いが生じる。巧みな展開と人間の心の奥深さを描いたコメディ。本国イタリアでは6月に公開され、ロングランヒットを記録している。

ファルコーネ監督はこれまで脚本家として活躍しており、本作が初監督作。宗教と科学の対立というテーマを選んだ理由は「映画ではあまり扱われないテーマで、精神性というものに興味がありました。科学と宗教の間には大きな葛藤があるものです。また、非常に民主的であるのに、実は差別的であったり、偏見がある人物を揶揄することを考えていました」と話す。

同性愛についてのエピソードが描かれるが、現在のカトリック教会も変化を必要としているかと問われると「イタリアのカトリック教会でも強く論じられてられている問題で、最近は司教がカミングアウトしました。私が申し上げることはありませんが、もし法王になったら決めたいと思います」とジョークで返答した。

教会関係者をはじめとするイタリアの観客の感想は「ポジティブな意見を多くもらいましたが、全く相反する批評もありました。カトリックを冒とくした映画と言われたり、逆に、バチカンからお金をもらっているのではと言われたこともありました」と明かした。

どのような解釈もできるようなラストシーンは「タイトル(原題)の『神が望むなら』という意味にかけています。それ以上に大事なのがこれまでの展開とトンマーゾの変化です。ラストは観客によって答えが出るようにしています」と説明し、「イタリアではポジティブに終わるコメディがあまりにも多いので、最初からハッピーエンドにするつもりはありませんでした。神父の死も考えましたが、映画の意味が変わって悲しみのほうが強くなってしまうので、このような形にしました」と話した。

東京国際映画祭は10月31日まで開催。

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