「ディアーディアー」初日決定、予告編・ビジュアルも完成！

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［映画.com ニュース］　第39回モントリオール世界映画祭ファースト・フィルム・ワールド・コンペティションに正式出品される「ディアーディアー」が、10月24日からテアトル新宿でレイトショー公開されることが発表された。また、時期は未定だが関西（第七藝術劇場、京都みなみ会館、元町映画館）での公開も決定した。

公開日決定に合わせて、ポスターとチラシのビジュアルが初公開された。キャッチコピーは、「町に縛られる兄　町を憎む弟　町を捨てた妹　『ぜんぶシカのせいなんだ――。』」。また、特報に続き予告編も公開され、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の瀬田なつき監督が手がけた。

さらに、作品にちなんだ「シカせんべい」の特典付き特別鑑賞券も発売開始された。シカのデザインは、ベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞したアニメーション作家・和田淳が手がけ、テアトル新宿でしか手に入らない数量限定となっている。

なお、本作のテーマである“幻のシカ”にちなみ、映画の舞台となった足利市で捕獲された親子の白シカをテアトル新宿ロビーで展示中。シカは古来から神様の使者、特に長寿の象徴、風水的にはシカを見ると金運アップと言われている。

作品は、瀬々敬久監督、黒沢清監督、石井裕也監督らの作品で助監督を務めてきた菊地健雄の監督デビュー作。幻のシカをめぐる三兄妹の軌跡を描くヒューマンコメディで、主演には中村ゆりを迎え、斉藤陽一郎、山本剛史、桐生コウジ、柳憂怜らが共演、染谷将太、菊地凛子も友情出演している。脚本は「貞子3D2」の杉原憲明が手がけた。