「そこのみにて光輝く」が第24回日本映画批評家大賞4冠
2015年4月21日 07:30
[映画.com ニュース] 第38回モントリオール世界映画祭での最優秀監督賞受賞を皮切りに、数々の主要映画賞を獲得した「そこのみにて光輝く」が、「第24回日本映画批評家大賞」の監督賞(呉美保)、主演男優賞(綾野剛)、助演女優賞(池脇千鶴)、助演男優賞(菅田将暉)の4冠受賞という新たな栄誉に輝き、これで計41冠という日本映画では近年稀に見る高い評価を受けた作品の1本となった。
作品は、昨年4月19日よりテアトル新宿ほかにて公開され、単館系公開でスマッシュヒットを記録。昨年9月のモントリオール世界映画祭での受賞も追い風になり、評判が広まって全国に拡大した。また、第87回米国アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表に選出された。11月14日には、TCエンタテインメントよりブルーレイとDVDが発売され、好調な売れ行きを見せている。
製作を務めたTCエンタテインメント専務の永田守プロデューサーは、「昨年の4月19日にこの映画を公開出来た時点で、私の“夢”は叶っていました。年間600本以上の映画が国内で作られ、その作品1本1本のすべてに映画人の心血が注がれている事を知っています。その中でこの作品はこんなにもたくさんの映画ファンに支持されるなんて信じられません。“映画の神様”がこの作品に宿ったとしか説明できません。それも全て『チームそこのみ』の全スタッフのおかげです。公開から1年以上のロングラン上映と国内外の名誉ある映画賞を多数獲得した“奇跡”。その奇跡に対する『感謝の気持ち』を『勇気』に変えて新たな作品を作る事が映画ファンへの恩返しだと思っています。この作品を愛していただいて本当にありがとうございました」と今回の受賞に合わせてコメントを寄せた。
なお、「第24回日本映画批評家大賞」授賞式は、5月28日に東京の中野ZEROホールで開催される。
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