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河瀬直美新作「2つ目の窓」に拍手の嵐 吉永淳&村上虹郎は感激の涙

2014年5月21日 12:12

スタンディングオベーションで絶賛された「2つ目の窓」「2つ目の窓」

スタンディングオベーションで絶賛された「2つ目の窓」
(c) Kazuko Wakayama
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[映画.com ニュース]第67回カンヌ映画祭が開催7日目を迎えた5月20日(現地時間)、日本からコンペティション部門に参加した河瀬直美の「2つ目の窓」が公式上映された。レッドカーペットには、河瀬監督と吉永淳村上虹郎村上淳松田美由紀渡辺真起子のキャスト陣が顔をそろえた。主演の若手ふたりは洋装、他のキャストと監督は和服というあでやかな出で立ちだった。

奄美大島を舞台に、10代の男女の姿を通して生と死、島に息づくスピリチュアルな息吹を力強く、詩的にとらえた本作。上映終了後は会場に割れんばかりの拍手が響き、10分間ものスタンディングオベーションに包まれる熱狂となった。河瀬監督をはじめ吉永と虹郎、松田らは涙を流し、他のキャストも感無量の面持ちだった。

上映に先駆けて行われた会見では、吉永が「カンヌは以前から憧れていた舞台なので、今この瞬間もまだ実感が沸きません」と言えば、よりリラックスした表情の虹郎は、英語で「本当にここがカンヌ!? という気持ち」と述べたあと、日本語で「河瀬監督に出会えて本当に良かったと改めて思います。カンヌは楽しいです!」と語った。

河瀬監督に対して海外の記者からは、「映画で語られる死というテーマについてあなた自身はどう思うか」「ドキュメンタリーとフィクションの境について」「自然に対する見方は?」といった質問が寄せられた。さらに日本の記者から受賞への期待について尋ねられると、「日本では、わたしがパルムドールを目指すしかないと言ったかのような報道がされましたが、そうではなく、言いたかったのはわたしたちがこの映画にかけた思いは世界一であるということ、そして自分のこれまでの作品のなかで最高傑作だと思っているということです。オリンピックではないので、記録を伸ばすというような問題ではないですが、これまで積み重ねてきたものは嘘ではなかったという気持ちがしています」と胸の内を語った。

海外での評価と審査員たちの反応を楽しみに待ちたい。(佐藤久理子)

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